1月に名古屋で在宅中の中学生少女を襲って強制わいせつ事件を起こした男が、事前に住基台帳の閲覧制度を利用して女の子のいる母子家庭リストをつくっていたことがわかり、制度そのものへの批判が集まっていました。
申請すればだれでも「氏名、生年月日、性別、住所の部分を閲覧できる」と法律で定められていることが、プライバシー保護意識が高まっている今の状況に合わないし、4月から施行された個人情報保護法と矛盾しています。
先の悪質な男は、音楽教室の案内を出すと偽って台帳の写しを申請していたと言い、この制度がなければ起きずにすんだ事件です。悪用すればひとり暮らしの高齢者をねらった詐欺や振り込め詐欺事件も容易でしょう。
杉並区では、個人情報保護のためいわゆる「住基プライバシー条例」を01年に制定し、閲覧手数料を大幅に値上げするなどしてきましたが、名古屋の事件や個人情報保護法の施行、また多くの区民からの対策を求める声に後押しされて、今回の措置がとられました。
ところで私は区民生活委員の任期が終わり、次は「総務財政委員会」に所属することになりました。この機会に財政についてしっかり勉強したいと思います。特別委員会はこれまでと同じ「道路交通対策特別委員会」です。
さあ議会が終わって、都議選の本番もまぢか!投票日まで手を抜かずに、堀之内敏恵を必ず都議会に送り出したいと思います。