地球温暖化が豪雪の原因になる?

備えるべき天災がここにも

東北・北陸地方が記録的な大雪に見舞われています。どんな美しい雪景色でも、屋根の上まで2mも雪が積もるほどだったらその場所がどこかわからなくなって、私には怖くて外なんか歩けないだろうな、とTVを見ていて思います。

雪下ろし中の事故などで70人以上も亡くなったことからして、この作業の厳しさがわかります。雪の重さで倒壊した家屋も相当数にのぼっています。道路の除雪が追いつかず地域の孤立を招くケースがあることもわかりました。

豪雪は地球温暖化と一見逆のようでいて、じつは両者が深く関連していると言われます。細かいメカニズムはさておき、温暖化が自然のバランスを壊し異常気象がおきやすい素地を作り出している、という説明にはうなずけます。

だとしたら、大雪は今後も起きる可能性があるということではないでしょうか。今回だけ特別でもうこれっきり、と言えないのではないでしょうか。

雪に埋もれた地方の電気・水道・ガスは確保されているのか、暖房の灯油や食料は十分なのでしょうか。除雪の機械や要員は足りているのか。

地震にも豪雨や洪水にも、猛暑にも、そして豪雪にも備えなければならない国だったのです、ニッポンって。東京に住む私たちもこの際、他人事扱いしないでノウハウを学んでおいたほうがよさそうです。

写真は、1月4日、新潟県南魚沼群の様子