「環境」をキーワードに全国から市民、行政関係者や事業者が一堂に会して、地球規模から身近な環境問題までさまざまな切り口で情報を共有し議論を深める「環境自治体会議」は、異なる立場の人びとの交流イベントでもあります。
なので、この3日間にどんな人に出会えるのかが最大の楽しみといってよく、また3回目ともなると常連の参加者のなかに顔なじみができ、1年ぶりの同窓会で再会を喜び合うような雰囲気があります。
内子町は自らを「キラリと光るエコロジータウン」と称し、歴史的環境保全運動として町並み保存事業に力を入れています。指定保存地区では昭和以前の、古くは江戸時代末期の建築物が保存されて商店などとして使われ、通りを歩いているとまるで時代劇の中に迷い込んだような錯覚にとらわれます。
初日、オープニングの全体会で議論のテーマとなり発せられたメッセージは「昔の暮らしを見直してエコロジカルなまちづくりにつなげよう」というもの。その後は町並み保存地区内にある豪商の庭園に会場を移しての交流会です。
日が落ちて内子特産の和ろうそくが随所に灯されると、場がいっそう和やかになったように感じるから不思議です。「マイ箸、マイカップ持参で」と事前配布資料にあったので私はそのとおりにしましたが、必ずしも守られていたようではなかったみたい。
杉並区の「レジ袋条例」に関して私が発表した分科会については、次回に。