まるで図ったように、弟や義妹、私も含めて多忙な時期をはずして、残された者たちの夏休みの計画にも支障なく仏事をすませられるように逝った父に感謝しなければ。
今回の音楽祭でとくに楽しみにしていたものは、私が大大大ファンのテノール、プラシド・ドミンゴのリサイタルです。スペイン歌曲中心のそのコンサートから、先ほど帰ってばかりで興奮がまだ冷めないでいます。
60歳をとうに過ぎたのに、力強くてあたたかく、甘さと切なさをたたえた歌声は健在で、余韻にひたっています。ああ幸せ!
モーツアルトイヤーだった昨年はチケットが手に入らずあきらめた、新演出の「フィガロの結婚」ももうひとつの楽しみです。
また、今回はオーストリアから南下して中欧のクロアチアに3日間行く予定。それらについては次回に。