で、問題にしたいのは受付でもらった袋のこと。丈夫な厚紙製でまち付き、木綿のロープ状の手提げつき。「なみすけ」(杉並のアニメキャラクター)のプリントと男女共同参画のロゴマーク入り。ペーパー数枚の資料用にしては立派すぎるのでとまどっていると、杉並区がくれたの、と受付にいたKさんが憮然として説明してくれました。
区が11月に企画している講演会用に製作した紙袋がたくさんあるので「くれた」というのですが・・・。Kさんが憮然としていたのは、「資料を入れるための袋にこんなにお金をかけるなんて」ということです。
10月13・14日の土日に開かれた「環境博覧会」は、市民が環境問題にコミットする方法の多彩さにあらためて感心しました。参加者がブースで買い物するようすを見ていると、マイバッグを持参するのが当たり前になっています。
役所の昼休みには、職員がマイバッグを持って買い物に行くすがたをよく目にします。職員が率先してマイバッグ持参を実践しているのだから、区はこんなところでサービスすることはないのです。イベント用に特製の袋はいりません。
レジ袋を有料化しよう、家庭ごみも有料化か、というときにKさんのリアクションはよくわかります。たとえ税金の出費はたいしたことがなくても、です。
これからは、区のイベントで資料等を配布する用意があるときには、「資料をお渡ししますのでマイバッグをお持ちください。ただし『なみすけ』バッグの販売もあります」と事前にアナウンスすることで十分だと思います。
写真 10/14環境博覧会すぎなみ会場近くのスーパーでレジ袋アンケート調査をした