転落死事故の教訓残し 第2定例会が閉幕

子どもの安全を保障すること

区議会第2定例会が27日に閉幕しました。これまで第2定例会というと、議会の最終日に正副議長の選挙が行われるのが通例となってきましたが、今年は前議長の河野庄次郎氏の提案で、新しいことがありました。

臨時会が5月に開かれ、新しい正副議長と各委員会のメンバー構成が決まっていたので、第2定例会を新体制で迎えたこと。私の所属委員会も変わりました。2年間務めた保健福祉委員から、総務財政委員へ。道路交通対策特別委員会には5年間いましたが、今年度は清掃・リサイクル対策特別委員会に。

初日の14日(土)には岩手・宮城内陸地震が発生し、防災対策に改めて関心が向いていたところへ、杉並第十小学校でおきた痛ましい事故は議会にも緊張感を走らせました。授業中に6年生男子が屋上の天窓から転落死するという、あってはならない事件。

子どもの安全を保障するとはどういうことか、具体的に、何に着目しどのように想像力を働かせどこから優先的に対策を打っていくのか、今すぐやらなければいけないこと、長期的に目指していくこと。ハード、ソフトの両面から私たちは考え直さないといけない。

学校の安全のために杉並区は警備員を配し監視カメラを設置、オートロックシステムを導入・・・と、「防犯対策」「不審者対策」には目を向けてきたけれど、子どもの行動パターンが何を招くことがありうるのか、という考察がもしかして、欠けていたのではないのか。

かれの死が残した教訓はあまりにも大きく、私たちはこれを絶対に生かしていかなければなりません。