15:30〜17:00 場所:参議院議員会館 どなたでも参加できます。詳細は杉並ネット事務(03−5377−5080)までお問い合わせください。
1966年に都市計画決定された東京外かく環状(外環)道路は、関越道から東名高速までの区間16㎞分が地元の反対を受けて凍結状態にありましたが、2001年、高架から大深度地下構造への変更方針が国と東京都より示されました。
それ以来、国と都は建設に向けて動き出し、07年12月には国幹会議で計画路線に位置づけ、現時点では事業化手続きの前段階に至っています。
この間、「外環の必要性の有無から議論する」住民参加のしくみとして日本初の「パブリック・インボルブメント(PI)」協議会を設けるなどして「十分に議論してきた」「地元との合意形成に努めた」と自己評価しています。
しかし環境面などから建設を疑問視する沿線7区市(練馬、杉並、武蔵野、三鷹、調布、狛江、世田谷)の住民からは、建設ありきで進められ決定権を持たないPIのあり方への不信を訴える声が消えません。
現在、地域ごとの課題を整理する、として地域PIの開催が各地で順次進み、杉並でも2回開かれましたが、参加した区民からは、「あげられた課題の解決策がまったく示されない」「進め方に問題あり」という声が大きくなる一方です。
該当する6区市(三鷹以外)の生活者ネットは、地域ごとに外環問題に取り組む環境団体などと日常的には活動を共有しながら、時に応じて「外環ネット」として市区を越えて連携し、専門家を招いた学習会などを開催してきました。
このネットワークを生かして、国に対する市民からの質疑と応答の場がもてないか、と参議院議員の大河原雅子さんと検討してきました。調整を進めてきた結果、大河原さんをコーディネーターとして市民と省庁の協議の場「円卓会議」が開催できることになりました。
写真 外環予定地から500mの西荻北4丁目で白や赤の実をつけた植物に足を止める 11/2