じつは国幹会議については警戒していました。大型連休の前後にあるのでは、といううわさとも憶測ともつかぬ情報が流れてきて、真偽のほどを確かめようとしましたがかなわず、不安があったことは確かです。
でも事情通に聞くと、国幹会議はそんなに突然開かれない、委員の日程調整が必要なので最低でも日程が決まるまで2〜3週間かかる、という話だったのに。この急転直下、晴天のへきれきは何を意味するのでしょうか。
果たして、「国土交通省は27日、高速道路の建設計画について議論する国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)を開き、東京外郭環状道路(外環道)の練馬−世田谷(東京都、16キロ)など4区間を基本計画から整備計画に格上げすることが了承された」と報道されました(毎日新聞)。
「整備計画に格上げ」というのは、事業着手に向け大きくコマが動いたということです。危惧していたことがついに、という感じです。
この事態を受け、沿線自治体の議員は急きょ金子国交大臣に対して「早期着工ストップ・アクション」を行うことを決め、私を含めて生活者ネットの議員も賛同して27日、国幹会議の数時間前「外環道整備格上げを行わないことを求める要望書」を提出しました。
この要請には、外環の事業工に異議を唱える市民グループ「わたしたちの『地域課題検討会』報告会実行委員会」も行動をともにしました。
23日の「区市長意見交換会」で「対応の方針(案)」に対し一定の評価、とされその日の午後にはもう「対応の方針」の確定版が公表されるというふしぎ、さらに4日後の国幹会議という、住民無視の強行には怒りと不信感が膨らむばかりです。
写真 井荻小学校の八重桜4/19 外環道はこのすぐ近くに計画されている