晴天というより若干の曇り空が、田植えにはありがたい天候です。朝のうち水温が少し冷たいくらいで始めると、太陽が頭の真上に近づくにつれちょうどよい温さになります。雨水を蓄えた田んぼに足を踏み入れる感じ、苗を植え込む指の触感が、土に親しむ醍醐味。
隣り合って植える初対面の人と「自給率が」とか「農村の後継者問題は」などとふつうに会話してしまうのもおかしいし、1枚の田んぼを何十人かが協力して植えるという、協働作業そのものが楽しい。しかもこれでおコメができるなんて、感激です。
学校の田んぼで田植えを経験したと言っていた5年生の少女の、手際のよいこと。農業体験を小中学校の授業にとり入れるのはぜひやるべきです。
無心になって腰をかがめて作業していて、ふと空を仰いだときの心地よさ。たかだか2時間程度の作業で「農業した」気になるのはおこがましい限りですが、この経験は貴重です。
東京に戻り、夕方からは阿佐ヶ谷周辺で坪井まりと保坂展人さんとのジョイント遊説に参加。足腰の「わけあり」筋肉痛がやってきたのは翌日以降のことでした。
写真 下 阿佐ヶ谷パールセンター商店街を歩き、握手攻めにあう坪井まりと保坂のぶとさん 5/4