17年前の石けん活動に出会う

棚から出てきた報告書、「トークカフェ」で話題に

生活クラブの「石けんトークカフェ」10/20
生活クラブの「石けんトークカフェ」10/20
生活クラブ生協と生活者ネットも構成メンバーになっている「杉並区・生活クラブ運動グループ地域協議会」は、石けんの利用を広げる運動体「協同組合石けん運動連絡会」の活動に参加しています。

毎年7月の「しゃぼん玉月間」に各自治体の首長からメッセージをもらおう、という呼びかけに応えて杉並区長から石けんメッセージをもらい、「連絡会」は全国からのメッセージを集めて毎年小さな冊子を作製します。

この冊子作りは、首長からどのようなメッセージを引き出すかがポイントですが、杉並では例年のことでルーティンと化し、区長室に依頼してあとは返事がくるのを待つだけ、というようなことになっていました。

かつて、山田区長は自筆で石けん運動への評価と環境自治体への熱い意志を長々と書いてくださったこともあったのですが、最近はおそらく環境課の職員が作文した「杉並区では省エネにチャレンジしています!」という石けん運動とは関係ないものになっていて、しかしそれは依頼するこちら側の熱意が低下していたのだから無理からぬことだったかもしれません。

ところが今年は違いました。今年度は生活クラブ生協の「まち・すぎなみ北」の活動テーマが「石けん」とのことで、区長室に丸投げではなく環境課の職員に組合員のみなさんと会いに行ってきちんと運動を語り、しゃぼん玉月間にふさわしいメッセージをもらうことができました。

生活クラブのみなさんは、石けん利用アンケートや区内公共施設の石けん使用状況調査を実施。それを踏まえて、学校給食の厨房での石けん使用が可能にならないものか、教育委員会の職員にも先日会って話してきました。

そして10月20日は「石けんトークカフェ」。石けんをめぐるあれこれをおしゃべりする場でみんなの関心を集めたのは、1992年に生活クラブの活動として取り組んだ石けん運動の報告書です。市橋綾子が事務所の棚の奥から見つけ出してきました。

旧型のワープロで打った版でつくった、28ページの冊子はセピア色に変色していますが、充実度はなかなかどうして、今でも立派に資料として通用する内容です。昔の活動はすごかった。参りました。