太陽光発電パネルを載せている屋根が多いこと。太陽熱温水器を設置している家も。気をつけて見るとあとからあとから太陽光パネルの屋根が。1〜2割はありそうです。電車を大牟田で西鉄に乗り換えるころには見られなくなりました。
熊本市役所でエネルギー関係の話は出なかったし、2日目の視察先、太宰府でも聞けなかったので、帰京後にパソコンで調べてみると、太陽光発電の都道府県別世帯普及率のトップ3は、佐賀、宮崎、熊本となっています。やっぱり。
とはいってもいずれも2%前後にすぎません。電車で通ったのはたまたま密度の濃いエリアだったのかも。ただ市町村単位で設置率ナンバーワンをめざしている長野県飯田市も2%台というから、2%でも大した実績といえます。
ちなみに熊本と比較して減ったように見えた福岡県は、設置「率」では1%に満たず20位ですが、「数」すなわち導入件数では07年度末実績で愛知県に次いで国内2位となっています(こちら)。
なぜ九州で導入率が高いのか。一戸建ての住宅の比率が高くソーラー温水器の普及がすでに進んでいたため販売網が確立されていた、と説明されています。また「環境保護の意識が高い」のだとも。
「意識が高い」のは重要なことですが導入拡大するには政治による誘導策が必要です。だからこの11月1日から始まった新制度、家庭での太陽光発電による買い取り価格倍増は、大いに評価したいと思います。
これでようやく、設置にかかる助成プラスその後の経済的メリットが望めるので導入拡大が期待できるし、またそうならなければなりません。
—じつは私は個人的にもこの制度を待ち望んでいました。なぜならわが家もこの4月から「太陽光発電所」の仲間入りをしたからなのです。〜♪