産業廃棄物処理会社で経営に携わっていた堤惠美子さんが定年後に始めた事業のことを説明するのはむずかしいのですが、コンサートはその事業の実験として開催されたようです。すてきなお宅は堤さんの自宅です。
試行中、というよりまだ構想中の事業は、食やみどりの宅配をとおした高齢者の地域生活支援と若者の就労促進と、音楽のあるくつろげる居場所づくり、それらをひっくるめたたすけあいのコミュニティづくり、といったらよいのでしょうか。「高齢社会のデザイン」と彼女は言っていました。
事業体である社団法人の若いメンバーはロックミュージシャンだそう。チェロ奏者たちはその友人の友人とか。音楽家の演奏の機会の提供と、それを楽しむ高齢者の健康な生活支援、音楽を通じた若者と高齢者の交流の場として、丹精込めた花いっぱいの庭が効果を発揮していることは確かです。
最近環境カウンセラーの資格を取ったという堤さんの語る夢は大きく、なんとか実現できないものかと、遠縁にあたる私としても力になりたいと考えているところです。