新党結成の前から、国政に出るのではという噂は絶えずありましたが、「本当にやりたいのは都知事なので参議院に出ることはないだろう」という声もそのあと必ず聞こえてきて、結局かれの本心はわからずにいました。
でも減税自治体構想のあたりから、もうやりたいことはこれで最後、みたいな雰囲気が漂っていましたっけ。いつやめてもOK、というような。
ついに機が熟したというのかタイムリミットなのか、31日に開かれる臨時議会で辞任としたい、ということのようです。正確には届けを出した日から20日以前に辞任しようとするには議会の同意が必要とのことなので、議決案件になるのでしょう。議決されれば即辞任、という運びです。
山田区長を惜しむ気もちは正直に言って私には「ない」のですが、任期を残して途中で区政を放りだすのは不見識ではないでしょうか。いくらなんでももう少し前に辞任の意向を表明し、区民や議会、行政にも理解を求めつつ執行のバトンタッチを進めていればいいけれど、区政をいきなり放りだすようなこんなやり方は残念です。
そういえば複数の首相や横浜市長など、任期途中で責任放棄するリーダーはみな家父長的な男性です。ほかにも共通点がありそう。
区長選は参議院選と同日に行われることになるようです。そして区議の補欠選挙も。つまり杉並では区議補選、区長選、参院選のトリプル選挙になるもようです。生活者ネットがこれらについてどのように取り組むのか、いま議論をしています。