審議会メンバーは区民枠20人のうち団体推薦12人です。ほかに学識経験者10人、区議7人の、合計37人。加えて行政側も区長、教育長はじめ管理職員30人が出席という、かなり大仕掛けの会議です。
この構成については、区民の公募枠の人数が少ないことなど9月議会の総務財政員会で提案されたときに意見としてさんざん述べたのですが、11月議会では応募者が106人もいたと聞き、その人たちの意思を有効活用しないのはもったいない、「落とした」98人を生かす工夫を、と言いました。
また37人の男女比は29対8。杉並区民は女性のほうが2万人も多いのに、です。区民公募枠の8人に関しては男女比や年齢層を意識して選抜したようですが委員全体を見るとこの構成比。杉並区の男女不平等がここに見てとれます。
初回なので委員ひとりずつ自己紹介を兼ねて基本構想に向けた意見が述べられました。20代で情報配信の事業をしている男性、介護者支援NPOで活動する女性、杉並で生まれ育ち起業して今に至るという男性、「杉並区をノーマラーゼーションのまちに」とおっしゃる障がいのある息子さんをもつ女性、著名な演出家の佐藤信氏は文化協会理事の肩書で、…など多彩な顔ぶれです。
多くの方が関心のあるテーマとして高齢者の問題について言及していました。それは、田中区長が最初のあいさつの中でそのことについて述べたことが呼び水になったという気がするものの、「子ども」「環境」に関する話題があまり出なかったので、今後意識していく必要があると思っています。
私は、応募区民はもちろん、区の広報紙に折り込みで配布された区民アンケートの戻りが4,000〜5,000件もあったことなどを引き合いに、思い切った区民参加の手法を工夫してほしい、と再度意見を述べました。