ちょうど1年前に「朝鮮学校だけは対象外」という動きがあり、区議会では超党派13人の有志議員で国に対する要望書提出にこぎつけて(こちら)、その後いったんは朝鮮学校も対象に、と方針が出され「もう大丈夫」と思いかけていたころ、例のヨンピョン島砲撃がおきて手続きが止まってしまい、ついに「いま在学中の子どもたちの卒業に支給が間に合わないかもしれない」ぎりぎりタイムアウトに近づいてきてしまいました。
2月11日、阿佐ヶ谷の第九初級学校で開かれた37回目の「日朝教育交流のつどい」は、そういう時期も時期だから、教育関係者だけでなく、国のしている子どもいじめ・民族差別を恥ずかしいと思っている多くの人たちが冷たい雪の降るなか集まりました。これまでで最高の参加者だったそうです。
「つどい」実行委員長の長谷川和男さんによる6年生の理科の特別授業は参観者に人気で、教室の中は人でいっぱい。私も床に座り込んで聴きました。
テーマは「共生」。地球の歴史と生物の進化を「共生」というキーワードでとらえなおし、いま生きている社会における「共生」へと思いを至らせる。理科と社会と平和と人権と国際交流を考えさせる、長谷川さんらしい授業でした。
子どもたちのコーラスもいつもながらすばらしくて、ずっと聞いていたいと思わせられます。ただ私は午後に別の予定があったので、オモニたちが総出で準備した昼食が食べられず、区長が来てしたはずのあいさつを聞けずに出なければならなかったことが残念でした。