杉並の「新しい公共支援事業」提案、採択される

決算特別委員会の質疑より ①

 10月になってもまだ花をつけるアサガオ
 10月になってもまだ花をつけるアサガオ
決算特別委員会の最中の9月30日、関昌央議員が急死されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

さて、6月の一般質問で質疑した「新しい公共支援事業」に関して委員会で質問しました。「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」について、6月の時点ではまだ都の「指示待ち」状態でしたが、その後、都が募集して動きが始まりました。区はそれを受けて申請をまとめたはずなので、応募状況や進捗について問うたところ、1件が都で採択されたとのこと。

採択されたのは、事業名「拡がれ!すぎなみ省エネ・創エネプロジェクト」といい、実は私もメンバーとして参加している「杉並・地域エネルギー協議会」が主たる活動団体です。もちろん私は応募したことを知っていましたが、「通った」ことはこのとき初めて知りました。

でも応募が1件だけだったとはさびしい限りです。東京全体でも採択事業数が15件といいますから、もったいない。せっかく市民の自発性が生かせる試みだと思うのに。都の動きが遅かったこともあると思いますが、時限事業なので早くしないと事業自体が終わってしまいます。

ただ、まだチャンスはあります。次の第2次募集期間は9月28日にもう始まっていて、11月16日まで。これからの応募を促すために 区は広報に工夫が必要だと思います。

今回の事業提案は、地域のNPOだけでなく町会・自治会のような地縁組織も対象と想定されています。このような組織に対しては、ホームページなどよりも顔見知りの人からの口コミが有効でしょう。日ごろ接している職員などが「こういうのありますよ」というような発信もしてはどうか、と提案しました。