「原発都民投票」提出した署名用紙、選管で縦覧

杉並区の署名数17,724筆で確定

4月17日、条例案文の学習会
4月17日、条例案文の学習会
2月20日に杉並区選挙管理委員会に提出(こちら)した「原発都民投票のための条例制定を求める」署名が、4月24日、選管での審査を終えて縦覧に付されました。「縦覧(じゅうらん)」とは「思うまま自由に見ること」という意味です。

ただし縦覧できるのは杉並区の有権者のみ。選管事務所に専用デスクが設置されています。申請書に縦覧の理由を4つの中から選んで記入する箇所があり、選択肢のひとつは「自己の署名が有効か無効かの確認のため」というもの。提出した2,919冊の署名簿を全部見て自分の署名を探すなど不可能と思いましたが、だれの署名がどこに記載されているのかわかるのだそうです。

ただ「第3者により自己の署名が行われていないか確認」するには全冊見なければならないから、これは非現実的です。私は「署名全体の有効・無効の確認」というところにマルをつけ、適当に2箱持ってきてもらい中を確認しました。

寒風吹きすさぶ街頭で集めた署名の中には字が乱れてとても読めないようなものがあったのをよく覚えていますが、判読に努力を要するものも、また指紋がべったり赤くつぶれて見難いものも「有効」とされていて、ほっとしました。

けれど署名者が選挙人名簿に登録がなかったもの726人、署名年月日の記載もれ120人、区外41人、捺印なし46人、署名の重複247人…など、無効署名が1,598筆あり、けっきょく杉並区の有効署名数は17,724筆でした(こちら)。

約8%は無効だったことになりますが、東京全体で323,076筆となり、最低必要数(有権者の2%)214,206をはるかに上回っています。

都議会での条例制定をめざして、条例案文の作成者からレクチャーを受ける学習会(写真)や、議員に会いに行く活動、意見陳述のための作文ワークショップなど、各地域でさまざまな活動が展開されています。

本提出は5月10日の予定。この日は私も都庁に行こうと思っています。