知事に届け!323,076人の思いの重さ

「原発」都民投票の署名簿を都庁に提出

積み上げた署名簿の箱の山の前で
積み上げた署名簿の箱の山の前で
原発都民投票の実施を求める署名は、都内各自治体の選挙管理委員会で審査の結果323,067筆が有効と判定されました。法律で定められた「有権者数の50分の1」にあたる214,236を大きく超えたことで、5月10日、都庁舎の知事あてに署名簿を届け、直接請求を行いました。

段ボール箱にして約200箱。私も「箱運び隊」に加わり、セレモニー会場に設えた机の上に箱を置いたときはこみあげるものがありました。

12月に署名集めを始めてから、これでは法定数に届かない、ダメかもと何度も絶望しかかり、でもついに達成したんだ、あきらめなくてよかった、と箱の山を前にしてだれもが感慨に浸ったと思います。…目頭を押さえる人。涙をふく人。

ところが積み上げた箱の正面に書かれた知事へのメッセージを「ニュース映像にその文字が映るとまずい」、規則違反だと職員から指摘が。それに抗議する今井事務局長との間に一時は険悪な雰囲気が漂いました。

石原知事に直接手渡したいとその場への参加を求めましたが、本人はおろか秘書と電話で話すこともかなわず、担当職員が受け渡しの役を務めました。

そのあとは都庁舎から雨の中を外に出てアピールウォークをしました。限りなく「デモ」に近く、しかし申請をしていないので「単なる歩行」として新宿中央公園まで行き、私服警官らしき男性たちが遠巻きにこちらをうかがう中、ミニ集会をしてまた都庁へ。

今度は記者会見です。社会学者の宮台真司さん、俳優の山本太郎さん、請求代表者の野本さん、高田さん、山木さん、柳浦さん…などが会見に臨み、今井さんが新潟と静岡で準備が進む県民投票をアピールにやってきた人たちを紹介すると、大きな拍手がわき起こりました。