2013生活者宣言! 「原発ゼロ」を都民が選択する選挙です②

ほぼ毎回、区議会で質問に立ちました 会派「生活者ネット・みどりの未来」を代表しての質問で子どもの貧困問題、住民投票制度などを質しました  第1回定例会2013年2月13日

私が都政で取り組みたい課題のベースは、これまでの区議の活動の中にあります。10年前に区議会で初めて一般質問に採り上げたテーマは「食の安全」と「都市農業」についてでした。このふたつは、今の都政における課題でもあります。

 築地市場は都民の生鮮食料を扱う食の基地というべき施設ですが、都が進めようとしている移転問題は、それを豊洲という、土壌汚染が明らかな土地に設置していいのか、という「食の安全」にかかわる問題です。また都政における都市農業の課題といえば、農地と農業を持続可能な形で存続させ、東京における地産地消を前へ進めていくことです。そしてこの考え方は、電気というエネルギーもまた、目に見えるところで、目に見える形で地産地消をめざす、という私の都議選政策と本質的に同じものです。

 同じく10年前、杉並区では外環建設に関連して大きな動きがありました。青梅街道のインターチェンジ建設をめぐる議論です。区は、青梅街道インターチェンジは要らない、造らせない、という重大な結論を出しましたが、そのとき、地下に造るトンネル道も要らない、という決定もすべきだったと思います。

 しかし大深度地下道としての外環は建設が決定されてしまい、いま地上部街路「外環の2」の建設をめぐって区は結論を保留するなか、事業者である東京都は建設を進めようとしています。

 私は、この「外環の2」のような、地域の人の暮らしに直接大きな影響をおよぼす事業については、小平のように住民投票によって区の意思を決めたらいい、そうすべきだと思います。そしてその決定を事業主である東京都は尊重し、建設計画の廃止を決断すべきと考えます。

 外環は建設費が1メートルあたり1億円かかるという、とてつもなく高い道路です。また、八ッ場ダムという、首都圏で使う水の確保のためにと群馬県で建設がすすめられている巨大施設も、暮らしに必要のない、環境にとっていいことはひとつもない、それなのに莫大な公金が投入されるという、外環と同様「無駄な公共事業」の典型です。

 こんなことに使うお金があるなら、なぜ子どもの貧困が救えないのでしょうか。女性の貧困が国や都の政策課題に挙がってこないのでしょうか。女性が働かなければ成り立たない社会になっていながら保育園の待機児は解消しない、保育園に子どもを預けられない女性は働くことをあきらめなければならない状況が続くのでしょうか。