住民軽視で進める「外環の2」事業は見直すべきだ③~決算特別委員会の質疑より

 

9月26日「それでも異議あり!新国立競技場」で主催者のひとり、清水伸子さんと

1020日、各会計決算特別委員会の「建設局」の決算審査。「外環の2」について質問を終えたあと、答弁した担当部長と不穏な事態になりかけました。「外環の2事業は見直すべき」という私の発言が引き金になったのだと思います。委員長の機転で問題化は避けられましたが…。 

いきさつはこうです。 

私が「外環の2」整備について、「2013年度までの事業の進捗状況と、今後の取組はいかがか」と質問したことに対し、三環状道路整備推進部長が答弁したことを受けて、私は次のように意見を述べました。 

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2007年の本線地下化は、地上部の住民の立ち退き影響を最小にすることが目的であったことは疑いようがない。この時点で外環の2の計画が廃止されなかったことは不自然というしかなく、本線の地下化と地上部街路の整備を同時に推進することは、目的に照らして矛盾している。 

外環の2計画が残されたことで、1m造るのに1億円もかかる高価な地下本線に加えて、地上部の収用経費をふくめて総額いくらになるのかわからない、超大型公共事業が進められることになる。多くの都民は納得ができない話だ。練馬地域でも、住民の合意が得られたとは決して言えない状況の中で事業を進めることは見直すべきと申し上げ、質問を終わります。

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ここまで言って私が腰を下ろしたとたん、答弁した部長が「委員長、追加説明!」と言いながらさっと手を上げました。部長が何を言いたいのかはわかりました。都の事業が無駄な公共事業だから進めるべきでない、とした私の意見に反論しようとしたのに違いありません。 

でもそれを部長の口から聞くつもりはないので、「答弁を求めていません!」とすぐに委員長に伝えました。委員長は「速記を止めてください」と事務局に命じて、手を上げた部長のほうを向いて「質問は先ほど終わりました。私はあなたを指すつもりはありません」ときっぱり宣言し、一件落着となりました。 

機転を利かせて議事を回してくれたY委員長に感謝です。