子どもと人権– category –
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ホームレスへの配慮を2020五輪大会レガシーに ~6月2日都議会の一般質問より①
2012年のロンドンオリンピックでは、大会を契機にホームレス政策が進み、自治体と市民活動団体の連携した取り組みにより、大会後、「ホームレスを排除しない」というレガシーを残しました。 一方、東京都は、ホームレスの地域移行をすすめていますが、施... -
3月22日の文教委員会の質疑より⑤ ~高校入学時の費用負担対策に都は知恵を絞れ
制服の導入を都立高の生徒や保護者はおおむね歓迎しているとのことです。しかし制服以外にも男子はワイシャツ、女子はブラウスが必要となり、ほかにセーター、ベスト、カーディガンを設定している学校もあれば、コートや通学かばんを指定している学校もあ... -
3月22日の文教委員会の質疑より④ ~都立高校の制服、ポスト全共闘世代の思い
高校等への入学にあたっては、さまざまな費用が発生します。その中で大きな部分を占めているのが制服代です。都教委は、これまで都立学校の制服の状況を十分に把握していなかったため、昨年12月、都立学校全校に対する調査を実施しました。 それによると... -
3月22日の文教委員会の質疑より③ ~「放課後のない」三部制高校の問題
昼夜間三部制の高校では、生徒が放課後、教師に何か相談したいと思っても、1部・2部の生徒にとっては自分の教室がすでに次の部の授業で使われているため、その場所がない、という問題も生じています。 敷地も建物も狭い荻窪高校では、場所が足りないため... -
3月22日の文教委員会の質疑より② ~都立高校三部制の問題を考える…荻窪高校の場合
都教委が、小・中学校で不登校経験のある子どもが(大人も)多く入学できるようにと、新たなチャレンジスクールの設置と、これまでの夜間定時制高校を閉鎖して昼夜間定時制高校の設置をすすめていますが、問題も感じています。 荻窪高校は全日制と定時制... -
3月22日の文教委員会の質疑より① ~組み体操の事故を二度と起こさないために
学校行事で行われる組み体操の安全対策について、2015年9月に大阪府の中学校の運動会で生徒6人が重軽傷を負った事故があったことを受け、直後の文教委員会で質問しました。その際、都内で年間700件も事故の起きている組み体操について、事故の情報を収集・... -
「社会に貢献」できなくてもいいじゃないか ~12月9日文教委員会の質疑より
東京都の特別支援教育の推進計画第二期・第1次実施計画(案)骨子が文教委員会に報告されました。個別の施策については、これまで課題とされてきたことに手を入れ解決していこうという意気込みが見られます。 たとえば、知的障害特別支援学校では教室数が... -
「日本人として」「道徳」が強調される東京都の教育施策 ~11月25日文教委員会の質疑より②
東京都が策定準備中の教育施策大綱で、「日本人として」と「道徳教育」という2つの言葉が強調されることにたいへん違和感があります。 たとえば、重要事項の「世界で活躍できる人材の育成」として「伝統と文化を重んじ日本人としての自覚と誇りを涵養する... -
教育施策大綱骨子に示された給付型奨学金、英語教育 ~11月25日文教委員会の質疑より①
昨年、舛添前知事のもとで東京都教育施策大綱を策定したばかりですが、小池知事に変わったことで、新たにまた大綱を策定する準備が進んでいます。地域の民意を代表するポスト(=首長)と教育委員会との連携強化を目的とする法律改正が2015年に行われ、す... -
「男女平等」関連施策にLGBTの視点を ~11月22日の文教委員会<生活文化局>事務事業質疑より②
東京都の「男女平等参画のための東京都行動計画」と「配偶者暴力対策基本計画」における性的マイノリティーのとらえ方が弱く現実にそぐわない、という当事者からの声が多く寄せられています。 両計画ともちょうど改定時期となり、現在、東京都男女平等参画...