憲法・平和・社会– category –
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アメリカの民主主義は「独裁者をつくらない」しくみ ~進藤久美子さん講演より
昨年、ヒラリー・クリントンが勝つものとばかり思い込んでいた米国大統領選をドナルド・トランプが制したことは、驚がくでした。しかし選挙中の言動がどんなに下品で好戦的、ルール無視、差別的であっても、いざ実際に大統領に就任すれば案外、常識的なと... -
2017年初頭、決意を新たに
2016年は自宅の引っ越しという個人的に大きなイベントのあった年でした。21年間住んだ家から歩いて10分ほどの、同じ杉並区内で善福寺公園の近くに居を移し、ちょうど半年たちました。 都議の活動としては、「劇場型」都知事に替わったことで都議会がテレビ... -
機動隊の沖縄派遣について警視庁に問う② ~2016年第3回都議会定例会での文書質問と答弁(11月22日付)
2.沖縄県への派遣について 警視庁から沖縄県への派遣状況について伺います。 ① 沖縄県への派遣について、派遣要請から派遣までにかかる時間はどれくらいでしょうか。また、東京都公安委員会は、派遣の決定前に開催され決裁したのでしょうか。 回答 援... -
機動隊の沖縄派遣について警視庁に問う① ~2016年第3回都議会定例会での文書質問と答弁(11月22日付)
警視庁機動隊が沖縄に派遣されていることは、看過できない問題です。都議会生活者ネットワークの山内れい子さんが行った文書質問に対し、11月22日、答弁書が出されたので、その全文を2回に分けて掲載します。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 沖縄県名護市... -
高校生を自衛隊「体験入隊」に送るのか ~11月8日の文教委員会<教育庁>事務事業質疑より⑥
2013年、「都立高校の防災訓練における自衛隊との連携及び駐屯地での宿泊訓練の中止に関する陳情」が提出され、11月27日の文教委員会で審査が行われたとき、次のように述べました(こちら)。 「自衛隊は、国際法的には軍隊とみなされ、災害被災地に赴いて... -
「高校生が自衛隊で防災訓練」は必要? ~11月8日の文教委員会<教育庁>事務事業質疑より⑤
2012年度からすべての都立高校で、「地域の防災活動に貢献できる自助・共助の心をもった人間を育てる」ことをねらいとし、1泊2日の宿泊防災訓練が実施されています。一部の学校では訓練中、関係機関による防災講話が実施されており、関係機関には防衛省も... -
豊洲問題 どうする環境アセスメント ~10月都議会の一般質問より②
一連の豊洲新市場問題について、都の内部調査では、なぜ、建物の下も「盛り土を実施した」という間違った説明がまかり通っていたのか究明されず、「空気のように決まっていった」という生ぬるい報告でした。都政への信頼を失墜させた歴代の市場長や管理職の... -
アウシュヴィッツを訪れて 〜その2
施設群を実際に見てわかったのは、史上最悪の殺戮が決して「人の狂気」によるのではなく、むしろ知識の粋を集め経験の蓄積を生かして技術を開発し、効率的に目的遂行するためのあらゆる人智が結集されてできた高度の「システム」だったということでした。 ... -
アウシュヴィッツを訪れて 〜その1
ザルツブルクを一時離れ、思い切ってアウシュヴィッツを訪れました。ナチスのホロコーストの舞台となった「死の工場」です。首都ワルシャワの南に約250キロ、古都クラクフから車で1時間半ほどの位置にアウシュヴィッツ強制収容所はあり、今はポーランドの... -
観光都市の安全を考える
夏の休暇でザルツブルク音楽祭に来ています。1年ぶりのザルツブルクでいくつか気がついたことがあります。 コンサート会場やオペラハウスが集中する劇場街に警官が増えたこと。警備要員なのか、ヨーロッパ各地でのテロ頻発を警戒してのことだろうと思いま...