映画・オペラ・おたのしみ– category –
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「世界一美しい」ノイシュヴァンシュタイン城にて ヨーロッパの旅②
ザルツブルクで2泊した後、ドイツのフュッセンに行くことにしました。フュッセンは当時のバイエルン国の狂気の王といわれたルードヴィヒ2世が建てたお城があることで知られる小さな町です。 ザルツブルクから電車で2時間、ミュンヘンでディーゼル車に乗... -
「マイスタージンガー」初体験は幸せな出会い ヨーロッパの旅より①
猛暑の東京を逃れて8月9日、ザルツブルクにやってきました。オーストリアの西、ドイツとの国境に近いザルツブルクは北緯約48度、稚内よりずっと北です。音楽の都ウィーンを本拠地にするウィーンフィルの団員たちにとって避暑地にあたり、毎年夏の間町を... -
小松久子のこれまでの歩み ~ボタン屋に生まれて~
私が生まれ育ったのは東京下町です。生家はボタン屋を営んでいました。一時期は両親と弟、祖父母、叔父のほかに、住込みの店員も加えて計13人の大所帯でした。ボタン屋といっても、紳士服を仕立て上げるのに必要な付属品、つまり裏地、芯地、糸など... -
5.31キラリ☆集会 たくさんの応援メッセージいただきました
はや6月、都議選の告示まで3週間を切りました。5月30日から区議会定例会が始まっていますが、31日、評論家の樋口恵子さんをお招きして開催した「キラリ☆小松久子を都政に送ろう!」集会のことを報告します。 樋口さんといえば、NPO法人「高齢社会をよくす... -
『シェーナウの想い』上映会@高井戸に集った人たちの「いま、できること」
原発都民投票の直接請求運動が目覚めさせた市民力が、いろいろな形の活動を生み出しています。たとえば住民投票の学習会や脱原発を実践する情報交換の場、映画の上映会。2月11日には、直接請求のための署名活動を通じて知り合った人たちが高井戸で『シェー... -
『レ・ミゼラブル』 敗北…しかし明日は来る
私のお正月休みの楽しみは、家族が集まる元旦以外は映画とオペラ。今回みた映画は『レ・ミゼラブル』、20年以上前ニューヨークに住んでいたころブロードウェイで舞台版を2回観て感動し、全曲盤のCDを繰り返し聴いたミュージカルです。映画版をぜひ観たいと... -
野田首相は『モンサントの不自然な食べもの』を観たのだろうか
「プロジェクト99%」という市民団体が開催した上映会で『モンサントの不自然な食べもの』をみました。「モンサント」は農薬を製造している多国籍企業です。本拠地は米国、ベトナム戦争で使われた枯葉剤を作っていた会社であり、遺伝子組み換え(GM)大豆... -
どっこい生きてます都会の生き物たち
絵に描いたようなさわやかな秋晴れの10月12日、東京・生活者ネットワークが企画した都会の生き物探しツアーに参加しました。 井の頭線の久我山駅に集合し、神田川沿いに三鷹台まで歩き、一駅間は電車で移動して井の頭公園内を歩く、というコース。善福寺... -
最高の『カルメン』体験をくれたコジェナーにヒロイン賞を ザルツブルグのオペラ便り③
もし好きなオペラを3つ挙げるとしたら『カルメン』は外せません。でも吉田秀和だったか、ある人の歌ったカルメンを「自立した誇り高き女性として造形した」と論じたレコード評を読んで以来、私のこの作品に対する認識が変わりました。 田舎出の純朴な青年... -
ローマ、遺跡をみて思う「人間は正しく進化しているか」 ザルツブルクのオペラ便り②
~そして精神科医の本のこと~ ザルツブルクで2泊した後に訪れたローマは20年以上ぶり。湾岸戦争直後だった91年当時は空港に大きな銃を携えた兵士がいたり、街なかでも軍隊を見たりしました。今はもちろんそんなことはありません。ユーロ危機がいわれるの...