映画・オペラ・おたのしみ– category –
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話題の映画『ヒミズ』をみる
3.11後の希望が見えた 話題の映画『ヒミズ』を吉祥寺でみました。 「ヒミズ」とはモグラの一種らしい。地下に生息して日光の照るところには出てこないので「日不見(日を見ず)」なのだそうです。同じタイトルの原作コミックは読んでいませんが、この小動... -
やるしかない、2パーセントの賛同を獲得するために
2012年を「自由自治元年」に 1/21 高円寺で街頭署名活動のあと 昨年末から「原発都民投票」の署名活動に没頭する日日です。充実しているけれどHPの更新は怠りがちで、書きたいことがたまっていくので消化不良ぎみなこのごろ。講演会や学習会で聴いたこと... -
デモでブレイク!9.19さようなら原発アクション
脱原発ウィーク最終日は明治公園発6万人デモ みんな楽しそう 杉並・生活者ネットワークが連続して開いている「生き延びる〜減災フォーラム」は、1回目が8月6日杉十小学校でのワークショップ、2回目の9月19日は江東区有明の防災体験学習施設「そなエリア... -
『人間の條件』全6部作を観る
戦争映画を超えた家族の映画として 小林正樹監督の『人間の條件』全6部作がTVで連続放映され、6日間みてしまいました。1959年から61年にかけて公開された映画です。学生のとき、オールナイト一挙リバイバル上映を池袋の映画館でみたのが最初です。 五味... -
50年代の米国を映画「ツリー・オブ・ライフ」に見る
60年代の日本「コクリコ坂から」と共通するもの 今年の夏は旅行に行くのをやめたので、映画館に避暑に(?)行くことにしました。まず大作『ツリー・オブ・ライフ』。カンヌ映画祭の受賞作品であり懐かしい物語的な宣伝にひかれました。ブラッド・ピットと... -
『マイ・バック・ページ』 みんなホンモノになりたかった時代
青春は終わるということ 映画『マイ・バック・ページ』に描かれた1969年から72年は、ベトナム戦争の泥沼化と呼応して、米国の反戦運動が文化運動に転化しつつ日本の若者の心をとらえ、学生たちがキャンパスを拠点に政治的運動を繰り広げていた、その最も熱... -
オペラ映画『オテロ』に浸る
傑作を生んでくれた監督に感謝 毎年のことですがお正月なんて終わってしまえばあっという間。今年の三が日は、暮れから泊まりに来た義母の世話と家族が集まっての新年会以外は家でオペラのレーザーディスク(LD)を見て過ごしました。 私と夫がオペラ趣... -
8月15日のコンサート、プロコフィエフ『イワン雷帝』
虐げられる側からの表現がもしあったら ルーヴル美術館でミロのビーナスを見上げる 終戦記念日の8月15日は、カトリック教徒にとっては「聖母被昇天祭」という祭日です。聖母マリアの昇天を祝うということでヨーロッパの多くの国ではクリスマスと同じくらい... -
ザルツブルクのオペラな日『ルル』
ヨーロッパの旅より帰りました 『ルル』のカーテンコール 都心で37℃を超えた猛暑の東京へ17日、帰ってきました。16日のザルツブルクは風が冷たくて長袖セーターの上にコートを着てホテルを出、まる1日後に着いたところが別世界で、時差と温度差にまだ身体... -
ザルツブルクのオペラな日 『ノルマ』
ヨーロッパの旅中より③ マイ自転車でサイクリング@モーツァルト広場 オペラ好きなイタリア人の誰もが好きな作曲家はベッリーニだそうですが、私にはどうもわかりません。私なら断然ヴェルディかプッチーニだと思うけど。 そのベッリーニの最高傑作といわ...