環境– category –
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疑問残る 豊洲の財政負担 ~2月14日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より②
1月25日のPT会議では、中央卸売市場の事業継続性に関連して、減価償却費を除いた試算は現実的でない、という趣旨の指摘がありました。ところが都は「試算の結果は市場の事業を継続していける」と、強弁ともとれる見解を示しました。 これまでの市場会計で... -
なぜ過大な施設を造ったのか ~2月14日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より①
市場問題プロジェクト(PT)チームに課せられているのは、「土壌汚染、施設及び事業に関する事項」についてのセカンドオピニオンとされています。 セカンドオピニオンとは、主治医の最初の診断に対する意見やアドバイスではなく、他の医者が別の独立した診断... -
豊洲はあきらめるしかない ~1月31日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より④
第8回の調査結果で環境基準を若干上回る数値が出たとき、専門家会議の座長は、濃度が変動しながらだんだん数値が下がっていくと予測を述べました。であれば、長期にわたって数値の変動、変化の傾向を見る必要があります。 都は、29カ所の再調査結果をもっ... -
「暫定値」とは何か ~1月31日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より③
専門家会議は、9回目の地下水モニタリング調査で、急に跳ね上がった数値を「暫定値」なる仮の値としました。暫定値とはそもそも何か、辞書によれば「正式な値ではなく、一時的な目安などとして、臨時に設定された値」とあります。 しかし正式であろうがな... -
基準超過の数値は汚染の証拠では ~1月31日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より②
地下水モニタリング調査の8回目と9回目に検出された汚染物質は、専門家会議が提言した環境対策が約束通りに施され土壌も地下水も浄化されていれば、出るはずのないものでした。 盛り土といい、地下水管理といい、対策上の約束が守れなかったことに加え最低... -
約束反故の移転事業はアウトだ ~1月31日の豊洲市場移転問題特別委員会の質疑より①
豊洲市場の工事終了後、2年間継続して行うことになっていた地下水モニタリング調査。その最後となるはずだった9回目で、環境基準の79倍という高い濃度のベンゼンが検出され、ほかにも猛毒のシアン、ヒ素などが検出されたことが1月14日の専門家会議で報告さ... -
市場はノンフロン化にも取り組んでほしい ~12月27日の豊洲市場特別委員会の質疑より
12月21日に開催された第4回市場問題プロジェクトチーム(PT)会議では、豊洲のコールドチェーンとHACCPの在り方について議論が行われました。いずれも食の安全を追及する市場にとって重要な要素であり、生活者ネットとしても大いに関心があります。 豊洲市... -
「盛り土なし」「地下水管理不調」それでも土壌は安全と言えるのか ~12月2日の豊洲市場特別委員会の質疑より
豊洲市場移転問題特別委員会が12月2日に開かれ質疑を行いました。 豊洲の汚染された土壌については、専門家会議の提案した「盛り土」「地下水管理」の対策を施すことで安全が確保されるはずでした。ところが、盛り土がないばかりか、管理システムが本格稼... -
無駄な公共事業「八ッ場ダム」事業費増に反対 ~10月議会の一般質問より⑧
今議会に、八ッ場(やんば)ダムの事業費増額に対する同意がはかられました。1986年以降、5回目となる基本計画変更に伴い増額されるものです。当初、2000年度に完成予定、事業費2110億円だったものが、計画変更で工期延長と事業費増額を繰り返し、今回は72... -
小金井の道路2路線、知事は「立ち止まる」べきではないか ~10月議会の一般質問より⑤
武蔵野の緑豊かな国分寺崖線を通る小金井3・4・1号線と小金井3・4・11号線の優先整備2路線の計画について、市の環境方針と矛盾するなど大きな問題があることを今年3月の予算特別委員会で指摘しました(こちら )。多くの小金井市民がこれらの道路建設に反...