食と農業– category –
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ノーベル賞とゲノム編集
2年ほど前、ゲノム編集食品の学習会に参加したとき講師が、この分野の取組みを飛躍的に進めたのが「CRISPR/Cas9(クリスパー・キャス・ナイン)」というゲノム編集技術であり、これを開発した科学者はノーベル賞の最有力候補…と話していましたが、今年、... -
おだやかに進む「革命」へのリスペクト
生活クラブ生協が登場し協賛もしているドキュメンタリー『おだやかな革命』は、滋味豊かなスープのような、心と体にじんわり効く映画です。秋田、福島、岐阜、岡山の各地で「おだやかに」革命を起こす人びとへの渡辺智史監督のまなざしがリスペクトに満ち... -
種子法廃止から考える「種子(たね)を守るということ」
2月24日、杉並の消費者グループ連絡会が企画した「種子法廃止を考える」という学習会に参加しました。主要農産物種子法(種子法)が去年国会で廃止となり、それが消費者にどのような影響を及ぼすのか、「食」の問題について発信している印鑰(いんやく)智... -
4月18日の豊洲問題特別委員会の質疑より⑤ ~戦略本部設置で結論さらに先延ばしか
豊洲市場の移転問題について、都知事の最初の方針・スケジュールでは、専門家会議とPTのふたつの会議体での評価・報告を受けて、知事が総合的に判断するとのことでした。しかしここで、その上さらに「市場のあり方戦略本部」が設置され検討することとな... -
4月18日の豊洲問題特別委員会の質疑より④ ~築地改修案の検討を見守りたい
過去の築地再整備案がとん挫した要因の2番目に挙げられたのは「互譲(ゆずりあい)の欠如」です。どういうことかというと、関係者の望む市場はどのようなものであるか、というコンセンサスづくりの努力が不足していたのではないかと思います。 業者間がゆ... -
4月18日の豊洲問題特別委員会の質疑より③ ~市場は実情に見合った規模に
3月29日の第7回PT会議では、築地整備がとん挫した原因について3つ、「過大な再整備規模」「業者間の互譲の欠如」「当時の未熟な建築技術」を挙げ、今日では克服できるという、小島専門委員の見解案が示されました。 2010年にも、都議会に設置された特別委... -
4月18日の豊洲問題特別委員会の質疑より② ~都は科学への過信と都民への背信に向き合え
2年間のモニタリングによって、豊洲の環境対策が十分であったか、盛り土がなかったことによる影響をどのような対策でカバーできるかについて、専門家会議は検討しています。9回目のモニタリング調査で高い汚染値が出たことにより、評価をいったん棚上げし... -
4月18日の豊洲問題特別委員会の質疑より① ~液状化対策は十分か
小池知事の下に設置された市場問題プロジェクト(PT)チームは、土壌汚染について、2年間のモニタリング調査を受けての評価を報告することになっています。専門家会議とは別の独立した見解を「セカンドオピニオン」としてまとめることとされています。 市... -
白紙撤回をふくむ見直しを ~2月14日の豊洲市場移転問特別委員会質疑より⑤
移転延期によって生じた損害の賠償請求にあたっては、希望者が申請書類を作成する際の支援も必要です。補償の手続きについて都に確認したところ、「2月6日から10日にかけて、市場内全事業者を対象に補償スキームや今後の手続等にかかる説明会を開催」「2月... -
財政計画の立て直しを始めよ ~2月14日の豊洲市場移転問特別委員会質疑より④
豊洲市場の建設コストは築地の売却益で大半は賄える、というのがこれまでの説明ですが、移転の延期により財政計画を大幅に見直す必要が生じています。現時点ではまだ何も確定していませんが、これからどうなるにせよ、いくつかの取り得るシナリオに合わせ...