がれきの山に重機のツメが入る映像に、その下につぶされているかもしれない人の身体を想像してしまうと、痛ましくて目をそらしてしまいます。まだ息があるうちに、一刻も早く、ひとりでも多く、救出してほしいと願うばかりです。
さて。前回も書いた「善まち」の井戸調査は、当初9月初旬に予定していましたが例の豪雨による水害が9月4日に起きたため、地下水への影響が大きく計測に適さないので、延期して10月9日に行ないました。
これで3度目になりますが、調査のたびに対象の井戸が減っていくのはさびしい限りです。「もうじき家を改築するので井戸はつぶさざるをえない」と以前より聞かされていたお宅の、以前は井戸があったところに真新しい工事中の家がのっているのを実際に見たときは、残念でついため息が・・・。
「地下水ののぞき穴」と言われる井戸。地下水を吸い上げて育つ樹木。いずれもつながっているもので、こういうものをどんどん減らしてきてしまった結果として、自然災害がおきやすい環境をつくってしまったわけですから。
水やみどりを残す行為が報われるような、そうすることでインセンティブが与えられるようなしくみが国や都、区でも工夫されなければなりません。
ところで9日は杉並区のとなり、武蔵野市で市長選挙があり、生活者ネットワークも支持した市民出身の首長が誕生しました。選挙に関してはここのところ残念なことが続いたので、久しぶりにうれしいニュースです。