「女の平和」再び! 6.20ヒューマンチェーンで国会包囲
今年1月17日に行われた「女の平和」。あれは歴史的事件でした。そもそもは国際婦人年だった1975年にアイスランドでおこった「レッド・ストッキング」運動に触発された企画だそう。政権への女性による異議申し立て行動として、ヒューマンチェーン(人間の鎖)が国会を包囲しました。
あれから5か月後の6月20日。2度目の「女の平和」アピールが行われ、私は1月のときと同じく今回も賛同人に名を連ねました。この日「赤いもの」を身に着けて集まった女性は1万5000人。地下鉄の改札口から、赤いTシャツ、赤いパンツなどの衣服、靴下、帽子やストール、バッグなどの持ち物に赤をあしらった女性があふれ出、赤いチェーンが再び国会議事堂を囲みました。
今回の「女の平和」のテーマははっきりしています。国会で審議されている安保関連法案をどうしても廃案にしたい。しなければ。日本があぶない夏を迎えようとしている今このとき、いてもたってもいられない。殺し・殺されるのは絶対イヤだ。そういう思いを動機に集まった女性たちでした。
安全保障とは名ばかりの、戦争する国づくりのための「戦争法案」です。なぜか。よその国の戦争に自衛隊が出向いて行って、戦争に参加する、そのためのしくみが、この法案だからです。安倍首相は、憲法の理念を無視し、その解釈を勝手に変更して、憲法違反の立法を強行しようと企んでいます。
この違憲立法を阻止し、戦争法案を廃案にするための運動を各地域から、各組織から、あらゆる方面から声を挙げていかなければなりません。