みんなの健康と福祉– category –
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5人にひとりは「近所づきあいのない」人たち、という現実
厚労省が昨年10月に発表した「人口減少社会に関する意識調査」の中の「子どもの声は騒音か」という趣旨の設問に対する回答はショックでした。このことについて前回書きましたが、ほかにも考えさせられることがありました。 たとえば、近所づきあいについて... -
2015年第4回定例会一般質問より3 ~障害者差別解消法の施行にむけて準備を
一般質問を行った12月9日は、1975年のこの日に国連の障害者権利宣言が採択されてから ちょうど40年目にあたります。2013年6月の障害者差別解消法成立を受け、翌年1月に日本が国連の障害者権利条約に批准したのは、条約に署名してから7年後のことでした。 ... -
2015年第4回定例会一般質問より2 ~高齢者の住まいかたとヤングケアラー支援のこと
高齢者の一人暮らしや高齢者のみの世帯が急増しています。高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるには、居住の場の確保に加え、見守りを含む生活支援を一体的に考えていくことが重要です。 都が今年度から、このような取り組みを行う区市町... -
文教委員会の教育庁質疑より6 ~性の多様性への理解を性教育の学びに位置付けよ
文科省が今年4月30日、「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」とする通知を発出するきっかけともなった2013年の調査では、小学生の中にも自分の性に対して違和感を持つ子どもが存在することがわかっています。 多くのLGBT... -
文教委員会の教育庁質疑より5 ~性的マイノリティへの理解を深める教員研修などについて
文科省が今年4月30日付で「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」とする通知を発出しました。 この通知の中で「悩みや不安を受け止める必要性は、性同一性障害に係る児童生徒だけでなく、いわゆる『性的マイノリテ... -
公営企業会計決算委員会の質疑より14 ~子どもの精神科への理解を広げるために
子どもの精神疾患への理解が広がれば、精神病全般に対する差別や偏見をなくしていくことにつながります。小児総合医療センターの地域医療機関などへの啓発の取り組みを継続していくことが期待されます。 子どもの病気の中でも特にこころの病気は、家族を... -
公営企業会計決算委員会の質疑より13 ~小児総合医療センター 子ども精神科の取組について
発達障がいや、過食症・拒食症など摂食障がいの症状をおこす子どもが増えていますが、子ども専門の精神医療機関は多くありません。東京都小児総合医療センターでは、幼児期から思春期までの子どもを対象とした「こころ」の疾患とそれに伴う「からだ」の症状な... -
公営企業会計決算委員会の質疑より3 ~都営交通の安全対策、乗務員の健康管理も
都営交通の安全対策について交通局に質問しました。 公共交通事業者である交通局では、経営方針の中で安全の確保を最優先の使命としています。運輸安全マネジメント制度に基づいて安全管理規定および安全方針を定め、統括管理者を選任しているほか、安全... -
「生活保護制度は初恋の人」という感性に目からウロコ
ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)が開催するアドボカシーカフェ、5月13日の回は「生活保護 バッシングに抗して活用策を考える」。弁護士で生活保護問題対策全国会議代表幹事の尾藤廣喜さん(写真:左から2人目)をゲストに、コメンテーターは国際人権... -
都立文化施設を障がい者にやさしい場に ~3月の文教委員会の予算審議より②
都は、策定中の東京文化ビジョンの素案で、文化戦略のひとつに「あらゆる人が芸術文化を享受できる社会基盤を構築」と掲げ、文化施設における障がい者への配慮について言及しています。 障がい者の芸術鑑賞を促すことは、当事者の社会参加のために...