仕事と産業– category –
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水道から地域自治を考える
以前このサイトに書いた「ロープ」という映画は、ある架空の紛争地で安全な水を守る活動に従事する人たちの物語でした。紛争地のような過酷な環境で水は文字通り命綱ですが、水道の蛇口をひねるといつでも清潔な水が出てくる、というシステムは相当に高度... -
この年末年始の空気には既視感がある
2021年の年明けはコロナ禍のもとで迎えました。だれも想像しなかった事態です。でもなんとなく、この空気感は覚えがある。以前にも見たことがあるような。重苦しく、素直に新年を祝う気持ちになれない感じ。コロナ正月は初めての経験なのに、この既視感は... -
子宮頸がんワクチンの副反応被害に都は向き合え ~6月2日都議会の一般質問より④
子宮頸がんワクチンは、法定接種となって2カ月後の2013年6月、接種後の健康被害の問題を無視できなくなった厚労省が積極的勧奨を中止し、それ以降の副反応被害の発生は抑えられています。しかしそれまでの約3年間、各自治体が中高生女子を対象に国の助成に... -
豊洲移転「白紙撤回ふくむ抜本的見直しを」知事に要望
東京都は豊洲市場土壌汚染対策工事の完了から2年間、敷地内201カ所で地下水モニタリング調査を実施していますが、その最後の調査で基準値を超える有害物質が72か所から検出されました。1月14日の専門家会議で報告されるや、市場関係者はもちろん都政を再び... -
高校生を自衛隊「体験入隊」に送るのか ~11月8日の文教委員会<教育庁>事務事業質疑より⑥
2013年、「都立高校の防災訓練における自衛隊との連携及び駐屯地での宿泊訓練の中止に関する陳情」が提出され、11月27日の文教委員会で審査が行われたとき、次のように述べました(こちら)。 「自衛隊は、国際法的には軍隊とみなされ、災害被災地に赴いて... -
知事提唱の「ライフ・ワーク・バランス」 ~10月議会の一般質問より⑥
小池知事は所信表明の中で「ワーク・ライフ・バランス」ならぬ「ライフ・ワーク・バランス」を提唱しています。男性も育児や家事に参加できるよう長時間労働を見直し、働き方の意識や仕事の進め方の改革を求めるとし、生活者ネットワークも賛同するところ... -
東京都知事選挙終盤にあたって ―生活者ネットワークは、鳥越俊太郎候補を推薦し 鳥越新知事誕生に総力戦で臨みますー
7月14日告示の東京都知事選挙がいよいよ終盤を迎えています。 東京・生活者ネットワークは、都民に「都政を取り戻す」と宣言し立候補した鳥越俊太郎野党統一候補を応援、さらに政策協定を交わし推薦し、ネット総力体制で選挙戦を共闘してきました。 報道に... -
竹村英明さん、大河原まさこさんと考えた「原発ゼロと電力自由化」
杉並・生活者ネットワークは5月15日、前参議院議員の大河原まさこさんを招き、「原発ゼロ」に向けて考える講演会「原発ゼロを実現しよう!」を開催しました。講師は竹村英明さん、市民電力連絡会会長として再生可能エネルギーの専門家かつ実践家です。 国... -
帰宅困難者対策、民間事業者の受け入れ促進を ~予算特別委員会の質疑より4
東京都は帰宅困難者の数を517万人と推計し、帰宅困難者対策条例に基づき対策を強化しています。2月8日、都が千代田区と合同で実施した訓練では、JRや私鉄などの鉄道関係者も多くの民間事業者とともに参加し5,000人規模となりました。 この訓練は大地震を想... -
女性の活躍推進、在宅勤務が広がるか? ~予算特別委員会の質疑より1
都議会第1回定例会の予算特別委員会で3月9日に行った総括質疑より報告します。 質問日の前日、3月8日は国連が定めた国際女性デーであり、女性の権利と世界平和をめざし世界各地でさまざまな催しが開かれましたが、国連の女性差別撤廃委員会が出した日本政...