子どもと人権– category –
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婚外子格差を解消したら「堂々と不倫してしまう」?…某政党法務部会の議論とか
11月17日、杉並の市民グループが開いた、家族法や婚外子差別を考える集会に参加しました。題して「家族法の現状と課題 ~女性・婚外子の差別撤廃を今こそ~」。主催は「子どもの人権を考える会」、共催は「杉並女性団体連絡会」と「出生差別の法改正を求... -
DV被害者の子どもにも心のケアを ~文教委員会の質疑より②~
先ごろ、三鷹市で女子高校生がストーカー被害により刺殺されてしまう事件があり、配偶者や交際相手からの暴力が深刻な問題としてクローズアップされています。ちょうど、毎年11月12日から25日までの2週間は、内閣府が位置づける「女性に対する暴力をなくす... -
ブラインドのひもを凶器にしないために~文教委員会の質疑より①~
11月14日、文教委員会が開かれ、生活文化局所管の事務事業に関する質疑を行いました。私が質問したのは商品の安全対策とDV対策について。 消費者の日常生活を囲む多種多様な商品は、どんなものであれ、安全に使用できることが最優先されなければなりま... -
中学校の柔道の授業 女子には女性の指導者が望ましい ~文教委員会の質疑より③
昨年4月より、中学校の保健体育の授業で武道とダンスを履修することが義務付けられました。学校ごとに何らかの武道とダンスを選択しています。取り組み状況を聞いたところ、教師の指導経験や施設・設備の状況に応じて、武道では、柔道を実施した学校は516... -
教科書選びに介入する都教委の不当なふるまい、何のため? ~文教委員会の質疑より①
10月22日、文教委員会が開かれ、都教育庁が所管する事務事業に対する質疑を行いました。ここでの時間制限は議場におけるような厳格なものではないので、気もちにややゆとりはあるものの、何かにつけて区議会とは勝手の違うやり方に戸惑いつつ、臨んだ委員... -
「子供」表記をおしつける人たちの真意は何か
都議会に来て以来気になってしかたがないこと。そのひとつは「子供」という表記です。教育庁所管の書類では、使い慣れ見慣れた「子ども」ではなく漢字二文字の「子供」という表記が使われているのが気になって、感覚的に受け入れがたく困っていました。 ... -
「いじめ」のない学校を自分たちでつくろう――杉並「生徒会サミット」
大津市の中学生がいじめを苦に自殺した事件が報道されたのは1年前のことです。もうずいぶん昔のことのような気がしてしまうのは、メディアが報道しなくなったせいでしょうが、いじめの現場にいる子どもたちにとっては間違いなく「いま現在」のことです。昔... -
2013生活者宣言! 「原発ゼロ」を都民が選択する選挙です③
東京都の高齢化の進行は待ったなしです。特にひとり暮らし、ふたり暮らしの高齢者だけの世帯が加速度的に増えていき、国は施設介護から自宅介護へと政策の重点を移していますが、それを支える地域の基盤整備は追いついていません。 学校における日の丸・... -
小松久子のこれまでの歩み③ ~ニューヨークのボランティア生活~
1986年5月、連れ合いの赴任により家族5人でニューヨークに引っ越しました。チェルノブイリ原発事故がおきた2週間後です。都心から電車で40分の郊外、ハリソンという町。町の北側はユダヤ系、南側はイタリア系の移民でできたコミュニティーに、日本人家族も... -
小松久子のこれまでの歩み② ~子どもの問題と出会う~
ベトナム戦争が泥沼化した70年代。学生の政治運動が空気のようにあらゆる場所を満たしていた時期を過ぎると、自分探しをしなければ1歩も前へ進めない、という強迫観念に押しつぶされそうでした。 戦争終結の報を聞いたのは、大学を辞めて入った劇団プーク...