子どもと人権– category –
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里親家庭に区は支援を~11月議会の一般質問より②~
里親制度は、東京都のしくみとするより身近な自治体である区が実施すべきではないか、区はこれを自治の問題として、都から区への移譲を獲得するため積極的に動くべきではないか。そう私は考えています。 区は養育家庭との懇談の場をもつなどしてその実態... -
特別な配慮が必要な子どもの支援を考える~11月議会の一般質問より①~
11月20日に行った議会質問について報告します。里親制度や大震災被災地の子どもへの支援を質した「特別な配慮を要する子どもについて」、またフリースクールを採りあげた「多様な学びの場の保障について」。 いろいろな事情で実の親から離れてくらさざる... -
生活者ネットは宇都宮けんじさんを支持します
都知事選候補の顔ぶれが出そろってきました。東京・生活者ネットワークはこの間、都知事選に対する取組み方針について協議してきましたが、「脱原発をすすめる」という私たちの政策を実現するため、11月20日、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんの支... -
多様な学びが保障される法整備をめざして
いじめが深刻な社会問題として認識され、不登校が珍しいことでもいけないことでもなくなり、学校外の学ぶ場として、いわゆる「フリースクール(FS)」が存在感を増しています。NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」にはいま北海道から沖縄まで45団体が... -
児童会・生徒会が「子ども力」でいじめを克服できたら
決算委員会の質疑より⑤ 学校災害に関連して「さすまた」の質疑の中で、私の「先生が子どもを守るために身体を張らなければならないのもおかしいと思う」という発言に対し、周囲の議員席から大きな非難のヤジが飛んできました。 以前、暴漢が侵入した学校... -
学校災害の危機管理として「第三者機関」の設置を
決算委員会の質疑より④ 杉並区では2008年に杉並第十小で屋上の天窓から男子が転落死するという痛ましい事故がおき、その3か月後に事故調査委員会が「再発防止のための対策」をまとめました。ここで提言された「学校安全計画」は全校で作成され、「(仮称... -
武道必修化による柔道の授業急増で危惧される学校災害
決算委員会の質疑より③ 何百人もの子どもが日中長いときは8時間も9時間もいる学校というところは、事故などの災害が発生しても不思議ではないんだ――スポーツ振興センターの災害共済給付データを見てあらためてそう感じました。 同センターの共済制度は、... -
いじめ予防に「構成的グループエンカウンター」の実施拡大を
9月議会の一般質問より⑤ いじめ[その3] いじめの予防策として効果的と思うのは、「構成的グループエンカウンター(SGE)」というプログラムです。本音を表現し合い、それを互いに認め合う体験を通して関係を築くことができるようになり、いじめを... -
チャイルドライン、オンブズ…こどもによりそうしくみが必要
9月議会の一般質問より④ いじめ[その2] 文科省調査では、いじめについて電話相談などを利用している一方で「だれにも相談しない」のが小中とも約7%ですが高校生は14%。年齢が上がると学校の外に子どもを支援する仕組みが求められるということです... -
「いじめはなくせないもの」という認識から始める
9月議会の一般質問より③ いじめ[その1] 昨年10月、滋賀県大津市でいじめを受けていた中学2年生の男子生徒が自殺し、子どものいじめが今また大きな社会問題としてクローズアップされています。5日に札幌でも中学1年生がいじめを訴えるメモを残して...