子どもと人権– category –
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ホームレス排除する杉並区民の民度って
善福寺池のスイレン 最高気温が35度を超えたある日、青梅街道の天沼陸橋の上でその人は仰向けに横たわっていました。左脚のひざから下がなく、松葉づえが横に。近づくと、顔を帽子で隠していますが息はしています。暑さにやられたのか単に寝ているのか... -
杉並の里親傷害致死事件の裁判が明らかにしなかったこと
「みゆきちゃん」虐待の裏に何があったのか 2010年8月におきた、杉並区内で里子として養育されていた3歳7か月の女の子の死亡事件。里母の暴行によるものだとして、1年以上たった昨年9月に声優の女性が逮捕され、その裁判が先ごろようやく行われました。 ... -
映画『隣る人』—すべての児童養護施設がこうだったら
子どもを丸ごと肯定する存在として 「隣る」—? となる? そういう言葉があるんだろうか、と最初思いましたが辞書には「『となる』—家や土地が並び続く。区域・境界が接する」とある。「隣る人」というのは、この映画の舞台となっている施設の創設者の造... -
「理由を問わない」学校選択制、ついに廃止に
子どもの意見表明権を認める点に注目したい 善福寺公園 下の池の桜 4/8 杉並区の「学校希望制度」は、通学区域の指定校に「隣接する他校」の中から進学する学校を「選べる」制度です。品川区の選択制が区内を4ブロックに分け同一ブロック内から選ぶ、... -
子どもを見守る大人の存在—『少年と自転車』
ダルデンヌ監督のあたたかな映画に感謝 里親子について考える集会に参加したとき、資料の中にこの映画『少年と自転車』のチラシが入っていました。そうか、里親子を扱った映画なんだとわかりました。ベルギーのダルデンヌ兄弟監督が「日本の実話をヒントに... -
「里親子支援」を区の子育て支援策に位置づけられないか
「杉並の虐待死事件」2度とおこさせないために② 里子の虐待死がなぜおきてしまったのか考えるとき、どうしても納得できないのは、里親の状況に不審を抱いて発信した人が確かにいたのに、それが児相に受けとめられなかったということです。そして、たとえ児... -
里親子を守れないしくみはまちがっていないか
「杉並の虐待死事件」2度とおこさせないために① 都の児童福祉審議会による「児童虐待死亡事例等検証部会報告書」が出されたことを受け、3歳の里子死亡事件について予算委員会で質疑しました。 報告書のタイトルは「児童虐待死亡ゼロを目指した支援のあり方... -
基本構想策定のプロセスにほしかった「子ども参加」
特別委員会での会派意見より 傍聴に来てくれた仲間たちと 基本構想の審議会答申案が区長に提出されたのが1月、この答申の内容をそっくりそのまま「基本構想案」として2月議会に提案され、集中審議のための特別委員会が3月5・6日の2日間設置されました。 委... -
重かった…「里親家庭の虐待を考える」8時間シンポジウム
杉並の事件うけソーシャルアクション探る 『週刊金曜日』2月10日号の特集記事「杉並3歳女児虐待死 里親制度の闇」はショックでした。特ダネというのでしょう。事実なら、昨年8月に明るみに出た「里子の死亡事件」はまったく単純な話ではなくなります。ブ... -
重度障がい者が自立して地域でくらすこと『普通に生きる』
あきらめなかった親たちのドキュメンタリー ポレポレ東中野で24日まで 議会質問が終わって少し余裕ができたので、ポレポレ東中野で『普通に生きる』という映画をみてきました。静岡県富士市にある重度心身障がい者のための介護事業所を舞台に、利用者の家...