憲法・平和・社会– category –
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『ガイサンシーと姉妹たち』 慰安婦とは何か
突然人生を奪われたふつうの女性たち 映画『ガイサンシーとその姉妹たち』は、日中戦争の当時、日本軍兵士から性暴力を受け続けた中国人女性たちを10年間追ったドキュメンタリーです。「ガイサンシー(山西省で一番の美人)」と呼ばれた女性が主人公です... -
日本版US−VISITなんてごめんだ
人権侵害、時代の波に逆行 国際人権擁護組織アムネスティが警告していた「日本版US−VISIT」が20日から始まってしまいました。USは米国、VISITは「Visitor and Immigrant Status Indicator Technology」の略で、「米国出入国現況表示技術」... -
放置されてきた在日の無年金問題
給付制度を求める請願、継続審議となる 先の区議会定例会で保健福祉委員会に付託されていた請願「在日無年金高齢者と障害者の年金問題に関する請願」の審査が13日行われました。「在日」、つまり定住外国人の高齢者・障がい者で、年金が受けられず困窮した... -
生活再建の支援に求められる「日本版グラミン銀行」
第3定例会の質問より ③ 借金問題を解決するにはお金が必要なことも当然あります。問題を抱える人はすでに借金を重ねてそれ以上借りられなくなっています。そこで、福祉的な支援策として、債務整理等に必要なお金を融資するセーフティネット貸付けのしく... -
多重債務者の発見が解決の第一歩
第3定例会の質問より ② 今年4月、金融庁より出された「多重債務者問題改善プログラム」は、「ていねいに事情を聞いてアドバイスできる相談窓口」と「顔の見えるセーフティネット貸し付け」を主な柱とし、自治体の役割が明記されています。 区の相談対応... -
多重債務の問題を自己責任だけに負わせない
第3定例会の質問より ① 9月21日から定例区議会が始まっています。私は一般質問で増加・深刻化する多重債務者の問題とごみ問題を採り上げました。その報告を。 ホームレスの大半が多重債務者と言われ、自殺や家庭崩壊の要因ともなっています。日本は年間3... -
安倍アントワネットと小泉ダイアナ
失敗した宰相たち 米国の同時多発テロからちょうど6年目の「9.11」が便乗テロなどなく無事に終わったと思ったら、日本で、前代未聞、あ然呆然の首相辞任劇。あれ以来TVや新聞紙上でジャーナリスト、識者、学者、ふつうの人、毎日あらゆる人が論評するの... -
『DAYS JAPAN』が載せた「慰安婦」100人の写真
「慰安」なんかじゃない「性奴隷」だ 写真情報誌『DAYS JAPAN』最新号に「慰安婦」100人の顔写真が掲載されました。韓国、北朝鮮、フィリピン、台湾、中国、東ティモール、インドネシア、マレーシア、日本、オランダのいずれも70〜80代の女性たち。 写真... -
がっかりだけど羨望も 仏大統領選の結果
そして日本の国民投票法案は? 6日に行なわれたフランス大統領選挙の決選投票。決論からいうと、ロワイヤル氏が負けたことにはがっかりです。ああ右傾化がここでも進行しているのか・・・と暗い気分になったのは事実ですが、別の感想ももちました。 何より... -
死刑制度について考える
イラクと日本の場合 フランスの場合 暮れの「フセイン死刑執行」のニュースには動揺させられました。その数日前に日本とフランスの死刑制度をめぐる報道があったばかりだったのでなおさらでした。合法的殺人を制度として持つことの是非を考えずにいられま...