自治と議会とまちづくり– category –
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LGBT(性的マイノリティ)の「T」=性同一性障がいについて~11/20文教委員会の質疑より③
LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字4文字を取って「性的マイノリティ」全体を総称する言葉です。レズビアン、ゲイは女性・男性の同性愛者、バイセクシュアルは両性愛者、トランスジェンダーは体の性と心の... -
「病院内学級」 入院中の子どもの学習の機会~11/20文教委員会の質疑より②
東京都は、病院で闘病生活をしている子どものための学級を設置しています。「肢体不自由特別支援学校の分教室」という位置づけです。 先日、国立がん研究センター中央病院の中に開設されている、都立墨東特別支援学校の「いるか分教室」の学習発表... -
カウンセラーを必要としている先生たち~文教委員会の質疑より①
東京都のスクールカウンセラー(SC)活用事業は、いじめや暴力行為など、児童・生徒の問題行動等の未然防止や解決に資することを主たる目的としておもに臨床心理士があてられ、配置拡大が進められています。しかしSCを必要としているのは子どもより教師のほ... -
大人社会の偏見がホームレスを襲う~決算特別委員会の質疑より⑫
路上や公園で野宿している人、「ホームレス」が突然、見知らぬ何者かに襲撃される――。1995年以降、都内に限っても10人の人が襲撃によって亡くなりました。 ホームレス支援をしている市民団体の調査によれば、都内約350人の野宿者のうち、4割は襲撃を受... -
「見えないホームレス」にも総合的な支援を~決算特別委員会の質疑より⑪
いわゆるホームレスに対し東京都は、健康で安定した生活と自立を支援するため、2000年度から特別区と協定を締結して共同事業を実施しています。 23区を5つのブロックに分け、当初は、おもに心身の健康回復のための「緊急一時保護センター」と、就... -
里親委託 「子どもの最善」めざし拡大を ~決算特別委員会の質疑より⑩
東京都の社会的養護の取組は、2011年に発覚した杉並区での里子死亡事件が契機となって大きく進展したと聞いています。2010年に、里子として育てられていた3歳の女の子が養育家庭で亡くなった事故について、1年後に里母による暴行の容疑が明るみに出て、社... -
子どもの学びを応援するしくみに期待する ~決算特別委員会の質疑より⑨
生活者ネットは、児童養護施設を出た後に継続して自立を支える「アフターケア」について、これまでも質問してきました。いきなり社会に放り出すのでなく、その前に相談に乗ったり、さまざまなサポートをしたりする自立支援コーディネーターが全施設... -
社会的養護 里親制度の周知にもっと工夫を ~決算特別委員会の質疑より⑧
子どもの養育が困難な親に代わって一定期間、社会のしくみの下で子どもを養育する社会的養護。そのめざすべきは、第一に子どもの権利条約で保障された「子どもの最善の利益」です。安全で安心できる環境で愛着が形成され、社会性の発達を促す場となること... -
絶滅危惧種の生息地・多摩市連光寺を「緑地保全」 ~決算特別委員会の質疑より⑦
多摩市の連光寺にある谷戸(谷状になった湿地)で、2012年の夏、宅地の開発事業者が調査したところ、カタツムリの1種「キバサナギガイ」などが生息していることが明らかになりました。「キバサナギガイ」はわずか1.5ミリしかない小さな貝ですが、環境省の... -
外国人や発達障がいの労働者の相談対応について~決算特別委員会の質疑より⑤
都が運営する労働相談情報センターは都内6か所にあり、厳しい雇用情勢を受けて、パワハラや賃金不払いなど働く現場からの相談が寄せられます。その実績について質問しました。 答弁によれば、昨2013年度、労働相談の件数は52,684件で、8年連続して年間5万...