自治と議会とまちづくり– category –
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舛添知事ついに辞任② 宙に浮いた「高すぎる海外出張のチェック体制」
舛添知事を辞任に追い込んだ最初のきっかけは、度を過ぎて豪華な海外出張のかずかずの実態が明るみに出たことでした。記者会見で批判されると舛添氏は「トップが2流のビジネスホテルに泊まりますか?恥ずかしいでしょう」と答え、それが傲慢とさらに批判を... -
舛添知事ついに辞任① 本人は事実語らず百条委員会は見送られ
辞める前に事実を語るべきだった 都議会第2回定例会は、舛添要一知事の一連の公私混同、公金の私的流用問題などが発覚したことでその追及にほぼ費やされ、完全に空転状態となりました。 代表質問、一般質問では登壇した全会派がこの問題を真っ先に取り上... -
竹村英明さん、大河原まさこさんと考えた「原発ゼロと電力自由化」
杉並・生活者ネットワークは5月15日、前参議院議員の大河原まさこさんを招き、「原発ゼロ」に向けて考える講演会「原発ゼロを実現しよう!」を開催しました。講師は竹村英明さん、市民電力連絡会会長として再生可能エネルギーの専門家かつ実践家です。 国... -
舛添氏の知事としての資質が問われる
選挙資金にかかわる疑惑問題で猪瀬氏が都知事職を退き、替わって就任した舛添氏ですが、知事としての資質を疑われる問題が、このひと月あまりの間にぞくぞくと露呈しています。 最初に指摘されたのが豪華すぎる海外出張です。随行員が多いだけでなく、ファ... -
都立夜間定時制高校を存続すべき ~3月の文教委員会の議論より
昨年11月に都教育委員会が発表した都立夜間定時制高校4校(小山台、雪谷、江北、立川)の廃止方針に対し、多くの反対の声が上がり、今年2月の都教委でこの方針が決定された後も、その運動はさらに大きくなりました。 元夜間定時制高校の教師だったノーベル... -
無駄な水源開発 水道事業会計に反対 ~予算特別委員会の質疑より11
今後5年間を計画期間とする「東京水道経営プラン2016」が先ごろ出されました。「東京水道施設整備マスタープラン」に基づいて、老朽化した浄水場の更新が始まります。 この更新工事について質問したところ都は、「将来にわたって安定給水を継続するには、... -
若者のひきこもりからの自立支援について ~予算特別委員会の質疑より10
都内の15歳から34歳までのひきこもり状態の若者は、都の実態調査によると約25,000人と推定されています。社会的自立に困難を抱える若者やその家族に対する支援が必要です。 2014年6月から都は、青少年・治安対策本部の事業として、ひきこもりに悩む家庭へ... -
社会的養護 職員の確保と施設後の支援について ~予算特別委員会の質疑より9
子どもを虐待してしまう親も養育困難を抱える親でも、自分の子を里親に委託することには消極的だといいます。その一方で施設入所は抵抗が小さいと言い、であれば、「家庭的養護を6割に」という目標達成のためにも、児童養護施設より小規模で家庭的なグルー... -
認知症高齢者見守りと成年後見制度 ~予算特別委員会の質疑より8
認知症の高齢者が列車にはねられて鉄道会社に損害を与え、家族が責任を負うべきか争われた訴訟で、3月、最高裁判決は鉄道会社側の請求を棄却しました。「同居の夫婦だから直ちに監督義務があるわけではなく、介護の実態を総合考慮して責任を判断すべき」と... -
児相に期待される里親サポート ~予算特別委員会の質疑より7
昨年4月、都は社会的擁護施策推進計画を策定し、2029年度までに社会的養護に占める家庭的養護の割合の目標をおおむね6割と設定しました。養育家庭への委託を増やしていきたいところですが、それほど伸びていません。 都における養育家庭の登録数が10年前と...