活動報告– category –
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小松久子のこれまでの歩み ~ボタン屋に生まれて~
私が生まれ育ったのは東京下町です。生家はボタン屋を営んでいました。一時期は両親と弟、祖父母、叔父のほかに、住込みの店員も加えて計13人の大所帯でした。ボタン屋といっても、紳士服を仕立て上げるのに必要な付属品、つまり裏地、芯地、糸など... -
児童相談所の区移管、すこし進んだかな ~代表質問より③~
安倍政権のもとで生活保護切り下げが行われようとするなか、子どもの貧困問題は喫緊の課題です。子どもには何の責任もない貧困によって、健康に育つ権利や学ぶ権利が奪われることは、何としても防がなければなりません。 今回の区予算のうたい文句は「次... -
2013年 挑戦の年を迎えました
新年というのにゆううつな気分なのはなぜかといえば、暮れの選挙結果が尾を引いているからです。再びの政権交代、新しく内閣入りした人たちの顔ぶれが予想させる、最悪の時代への逆戻り。 ゼロに向かっていたはずの原発は「ベストミックス」の一要素とし... -
すぎなみ夜間塾、「いじめ」テーマに開催
ここのところ、いじめを考える会に参加することが続きました。11月に杉並・生活者ネットワークが主 催した学習会のことはこちらのHPで報告されています。 杉並区では12月19日、済美教育センターが不定期で開講している「すぎなみ夜間塾」が「いじめ」をテ... -
歴史のまち・萩「まちじゅう博物館」~都市環境委員会の視察より③~
3日目の視察先は山口県萩市。下関からバスで約1時間、前日のうちに移動し、萩市の調査項目「まちじゅう博物館」事業の予習を兼ねて市内の博物館や史跡を見学しました。 下関と萩の共通キーワードは「歴史」でしょうか。下関では宮本武蔵と佐々木小次郎の... -
海峡を越えて同一の関門景観条例 ~都市環境委員会の視察より②~
10月31日、久留米の視察を終えるとその日のうちに北九州市の門司へ移動して宿泊。門司は貿易港として栄えた古き良き時代の面影を景観に意識的に採り入れたレトロなまちなみが魅力的です。夜、関門海峡をつなぐ大橋のライトアップは思ったより抑え気味でし... -
実施されなかった静岡県民投票とリトアニア国民投票
またしても議会で否決された「原発住民投票」。静岡県民投票の場合が大阪の市民投票や東京 都民投票と違ったのは、浜岡原発の立地県であることと、首長が住民投票の実施に「賛成」の意思を表明していたことです。 有権者数308万人の静岡県では6万2千人の... -
ローマ、遺跡をみて思う「人間は正しく進化しているか」 ザルツブルクのオペラ便り②
~そして精神科医の本のこと~ ザルツブルクで2泊した後に訪れたローマは20年以上ぶり。湾岸戦争直後だった91年当時は空港に大きな銃を携えた兵士がいたり、街なかでも軍隊を見たりしました。今はもちろんそんなことはありません。ユーロ危機がいわれるの... -
理解に苦しむ新演出、でも演奏は格別! -ザルツブルクのオペラ便り①-
2年ぶりにザルツブルク音楽祭にやってきました。さっそくモーツァルトの『魔笛』を鑑賞。またプロダクションが一新されていました。 同音楽祭の『魔笛』は、この10年間で少なくとも5回は演出が変わり作り直しがされています。オペラに限らず舞台芸術は、装... -
海で逝ってしまったあなた 中崎裕美さんの早すぎた死を悼むお別れの会
8月8日に旅先の与論島で突然逝ってしまった中崎裕美さん。8月14日に開かれたお別れの会で述べた別れの言葉を下に掲載します。 裕美さん。私があなたを知ったきっかけは、生活クラブ生協の広報紙に載った「月見猫」というペンネームのイラストでした...