活動報告
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ほんとうの国際貢献は子どもたちを飢えさせないこと
自衛隊派遣は的外れ 日本のNGO職員としてアフガニスタンに赴きボランティア活動に従事していた31歳の青年が、現地で殺害されてしまった事件。衝撃を受けています。世の中に理不尽な死はいくらでもあるとはいえ・・・。 「ペシャワール会」は「井戸を掘る医... -
川のみちは風のみち みどり・昆虫・鳥のみち
都心の川からまちづくりを考える たぶん参加者の心がけがよかったのか、天気予報が外れてまずまずの好天に恵まれた8月27日。30人乗りの船1隻借り切って、東京・生活者ネットが都心の川からまちづくり政策を考える企画は、神田川ネットワークの糸井守さん... -
森田明美さん「子どもが育つのに専門家なんていらない」
子ども・子育て計画にどう反映させるか? 22日は東京・生活者ネットが東洋大学教授の森田明美さんを招いての学習会。児童福祉が専門の森田さんの講演タイトルは「子どもの権利を基礎自治体で実現する手法」。具体的には、次世代育成支援後期計画に「子ども... -
自転車の走る町、川のある町はいい
環境志向、健康志向が進むヨーロッパ 今回のヨーロッパ旅行で気がついたこといくつか。 ザルツブルクの町に自然食専門のスーパーができていた。ホテルの部屋の照明がすべて白熱電球でなく蛍光ランプだった。バスルームに「環境のためエネルギーの節約にご... -
ムーティの『オテロ』 オペラワールド至福のとき
ザルツブルクにて③ バーナード・ショウが、「『オセロ』はシェイクスピアによってイタリアオペラ風に書かれた戯曲だ」と言っていますが、うまいことを言ったものだと思います。『オセロ』はもちろん大傑作ですが、それをもとにオペラ用の台本を書いてヴェ... -
フィレンツェの休日は雨もまたよし
ザルツブルク番外編 音楽祭を一時離れ、ウィーン経由でフィレンツェに来ました。フィレンツェはイタリア語で「花の都」の意味、ブーツの形でみるとひざの上の部分に位置します。イタリアは91年ニューヨーク在住時にローマとミラノに行って以来の訪問です。... -
ドン・ジョヴァンニよ、地に堕ちるまでは誇り高くあれ
ザルツブルクにて② モーツァルトのオペラの中で一番好きなのは「ドン・ジョバンニ」です。だからこれまでいろんな「ドン・ジョバンニ」(DG)を観てきましたが、今年の新演出ほど変わっているのは初めてです。 演奏のテンポがやたら速いのは、生き急ぐ若者... -
オリンピックの熱狂を離れて音楽祭へ
ザルツブルクにて① 夏休みをとって今年もザルツブルク音楽祭に来ています。ザルツブルクは世界遺産にも選ばれたオーストリアの古都。モーツァルトの生地、そして指揮者で音楽祭の産みの親でもあるカラヤンの生まれたところです。 またサウンド オブ ミュー... -
終戦の日の父の日記
憂国の詠嘆・・・見つけたのが今でよかった 昨年亡くなった父の遺品から、終戦当時の日記が出てきました。仏壇の引き出しにていねいに包んでしまってあった、手綴じのノートがそうでした。昭和20年7月1日から9月30日までの分を、それ以降の日記とは別に保... -
戦争を考える夏 実写版『火垂るの墓』をみる
ラストに監督の願いがこもる 杉並区役所1Fロビーで原爆写真展が開催され、人の目を釘付けにしています。原爆や戦争のことを思う夏。さいきん公開された、子どもが主役の映画の話を。 『火垂るの墓』といえば、野坂昭如が直木賞をとった小説というより高...