廃プラ「なぜ資源化か」の根拠伝えて

2008年6月22日 10時21分 | カテゴリー: ごみとリサイクル

第2定例会の議会質問より ④

4月より廃プラの「サーマルリサイクル」本格実施が始まり、2か月経過したところですが、集積所のようすを見ると、プラスチックが相変わらず不燃ごみとして出され、分別変更になったことをまだ理解していない世帯が相当数あるようです。

おおむね区民は区のリサイクル推進方針に賛同し、分別変更に理解を示しているとは思いますが、容器包装プラの分別は、習慣化するまで経験を重ねる必要がありそうです。もちろん区の普及啓発も引き続き欠かせません。

区民が一番知りたい「なぜ」の部分、「なぜ資源(可燃)なのか」根拠を理解して自分で判断できるよう、容器包装リサイクル法と容リ協会のことやリサイクルの仕組みについて、さらに資源化された後の行方についても、区は区民に対し、もっと伝える努力をしていかなければなりません。そして焼却するプラを減らし資源化できるプラを適切に分別して、資源としての質を高めていく必要があります。

先ごろ生活者ネットワークと連携する市民グループが新たに発足させた「23区プラスチック懇談会」。その立ち上げ集会に先立ち、生活者ネットは23区のプラスチック資源化状況と経費負担について調査し、すべての区より回答を得ました。

杉並区では容器包装プラの収集・運搬・処理に8億2500万円かかっており、清掃事業費全体に占める割合が8.7%と23区中で比較的高い値になっています。プラの資源化は必要なことですが、経費負担が区の財政に重くのしかかっていることは問題でもあります。プラごみそのものの発生が抑えられれば、経費は削減できるわけですし、本来プラ資源化の経費は生産者の責任において負担されるべきです。3Rの最初のR、リデュース、すなわち発生抑制と、生産者責任の追及がさらに求められるところです。

また、プラスチックをできるだけ燃やさずに資源化していこうというとき、できる限り均一な、質のよい資源を収集することが重要です。ならば集団回収で、とも思いますが現実的ではなく、プラスチックの生産過程を熟知した生産者が適正な処理を担うしくみがやはり必要なのだと思います。