校長先生のカミングアウト 都立三鷹高校の場合

2009年2月6日 08時53分 | カテゴリー: 憲法・平和・社会

「王様(都教委)は裸だ」と言ったら採用試験に不合格!?

去年の9月、「都立三鷹高校の校長先生」の話を聴く集会には武蔵野公会堂に入りきらないほど多くの人が詰めかけ、知人はあきらめて帰ったと言っていました。入場できなかった人がほかにも数百人いたので、今回1月31日に「パート2」が杉並公会堂で開かれることになったそうです。

その人、土肥信雄さんがなぜそんなに有名かというと、都教委が現場の校長に禁止事項として押し付けてきたことに対し、ただひとり異議を申し立てたからです。その禁止事項とは、職員会議での挙手による採決。

まったく信じられないような命令を都教委は出したものです。職員会議で校長のリーダーシップが発揮できるよう、トップダウンで物事が決められるよう、手あげで採決をしてはいけないという。そんなのあり?

「そんなの変だ」と声を上げたのが土肥校長で、公開討論しようとの提案を相手側は拒否したばかりか処分をちらつかせ、最低限の話し合いの場も持てずにいます。市民による都教委への要請には私も賛同署名しましたが何の効果もなしです。

杉並公会堂の集会では、この3月末で定年退職となる土肥さんが、その後の非常勤採用を求めて応募したところ不合格通知が来た、ということが明かされました。これって報復?

これは言論の自由の問題だし、基本的人権の問題です。都教委の弾圧・抑圧は常軌を逸しているとしか言えません。だから土肥さんは「王様は裸だ」と率直に言って当然です。ところが現実は、ほかの校長は言えないでいる。

土肥さんのカミングアウトはどんなに勇気を振り絞ってのことだったでしょうか。だからこの人を孤立させてはいけないと思います。公会堂いっぱいの1,000人がこの日集まり、土肥さんがひょうきんで明るいキャラの人だったこと、応援メッセージがたくさん語られたのは何よりでした。