定例会開会、でもダブル選挙が気になって…  

東京女子大(善福寺2丁目)のイチョウが色づき始めました

都知事の辞任記者会見がすでにはるか昔のことのようです。今度は首相も、国会の党首討論のなかで解散宣言をしてしまい、12月16日の選挙に向けて慌ただしくなりました。19日から区議会定例会が始まりましたが、議場の雰囲気もなんとなく心ここにあらずの感が…。 

次から次へと政党が結成され、合流したり離れたり、それに合わせて人が動き…国政はこれからどうなっていくのか、まったくわからない状況です。 

3年前、あれほど熱狂し国民の多くが合意して民主党に政権を任せたのに、その後の失望が大きいのは私も同じ。でも、だからといって自民政権に戻したほうがいいとは思いません。石原・橋下コンビの第三極とやらにも、まったく魅力を感じません。 

思うに民主党政権が期待外れのことしかできなかったのは、単に力量不足だけでなく、それ以前の自民党政権が築き上げたシステムがあまりにも硬直で変化を受け付けなかったからです。長すぎた政権の弊害。 

もっと直截的にいえば、システムを維持するために配置された人たちが既得権益を手放すまいと抵抗し、あるいは妨害したのではないか、と私は勘ぐっています。その最大のシステムが「原発」。それからダムや道路などの大型公共事業。対米交渉、TPPなどのグローバリズムもそう。 

いま各新党は個別の政策ごとに○×をつけて党の姿勢をアピールしていますが、石原・橋下両氏の合流などを見ると政策の○×が大事にされているとも思えず、だったら党で選ぶのでなく人で選ぶほうが賢明と思えます。 

いっぽう、国政選挙の嵐に埋もれてしまいそうな都知事選は、今度こそ脱原発・人権派リベラル知事を望む勢力が一つになる形をつくれるかどうか。生活者ネットワークとしても、都議選への取組み方針を決定するべく協議中です。