竹村英明さん、大河原まさこさんと考えた「原発ゼロと電力自由化」

2016年5月22日 18時48分 | カテゴリー: 仕事と産業, 憲法・平和・社会, 核・放射能・エネルギー, 消費者, 自治と議会とまちづくり

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左から大河原まさこさん、講師の竹村英明さん、司会の小松久子

杉並・生活者ネットワークは5月15日、前参議院議員の大河原まさこさんを招き、「原発ゼロ」に向けて考える講演会「原発ゼロを実現しよう!」を開催しました。講師は竹村英明さん、市民電力連絡会会長として再生可能エネルギーの専門家かつ実践家です。

国民の7割は原発による電気を使うのは嫌だと考え、この4月から始まった電力自由化は、再生可能エネルギー由来の電気事業者を選ぶ絶好の機会のはずです。しかし、テレビコマーシャルは料金が安くなることばかりをアピールし、ほんとうに知りたい情報が必ずしも伝えられているとは言えません。そういう消費者の求めに応じて竹村さんは各地で講演活動を行っています。

再生可能エネルギーのシェアを拡大するには送配電システムのあり方を変えることが不可欠ですが、国は巧妙にそれを避け、むしろ原発回帰の方向に進めようとしていることが講演からわかりました。日本の再生可能エネルギーの潜在的可能性は「風力発電だけで日本を『4つ』まかなえる」にもかかわらず、です。

7月10日の投票日には比例区は大河原まさこと書いて参議院でも市民の議席を勝ち取ろうと訴える西荻窪駅で 5/15

7月10日の投票日には比例区は大河原まさこと書いて参議院でも市民の議席を勝ち取ろうと訴える西荻窪駅で 5/15

この方向を転換させるには、国政のありようを転換させるしかありません。その意味で竹村さんは、「脱原発」を政策に掲げる政治家を応援する脱原発政治連盟(緑茶会)の活動にも力を入れ、その代表です。

7月参議院選挙に挑戦する大河原まさこさんは、電源の情報公開と表示を義務化し、エネルギーの分権・自立化によって原発ゼロ社会の実現を、と政策に掲げています。この日、竹村さんとのトークセッションの中で、市民主体で小さな発電の実践を束ねることによる「電気の地産地消」へと提案が語られました。

大河原さんは、いのちと平和を守ることを政治理念に据え、だれかが被ばくすることなしに成り立たない原発というシステムをこれ以上続けてはならない、原発再稼働はありえないと訴えました。

「経済活性化のために原発が必要」という推進派の論理に惑わされてはならない、国民の大多数が望んでいる脱原発路線にこそ産業成長のカギがある、ということに納得した講演会でした。