2017年初頭、決意を新たに

2016年は自宅の引っ越しという個人的に大きなイベントのあった年でした。21年間住んだ家から歩いて10分ほどの、同じ杉並区内で善福寺公園の近くに居を移し、ちょうど半年たちました。

正月の花都議の活動としては、「劇場型」都知事に替わったことで都議会がテレビのワイドショーに取り上げられることが多くなり、都議会に対する一般の関心度が上がったらしく、都民からの反応に変化がありました。

都議会の状況がテレビでライブ中継されるなど、以前には考えられなかったことだと思います。視聴者の関心が高いからだとは思いますが、取り上げ方しだいでポピュリズムをあおることにもなるのは、意識しておく必要があります。

夏にポーランドを旅行しアウシュヴィッツを訪れたことは重い経験でした。ドイツが戦後、暗黒の歴史を厳しく総括し乗り越えようと国を挙げて変革を遂げてきた努力の一方で、今また国粋主義的な動きがこの国でも根を張りつつあることに戦慄します。

アメリカ大統領選の結果をふくめて、世界中で起きている同様の傾向が日本にもじわじわと影響を及ぼしつつあるのを感じずにはいられません。そしてそういう社会情勢だからこそ、リベラルな市民の民意を政治に生かすルートを途切れさせてはいけない、と強く思います。

昨年の参院選、都知事選、衆議院東京10区補選…かかわった選挙はいずれも残念な結果に終わりました。でも今年の都議選はそういうわけにはいきません。新しい家で迎えた新年にあたり、6月(7月?)の選挙に向け決意を新たにしています。