ミャンマーも四川も甚大な被害 でももっと救えたのでは 

日本にできることあるはず

5月12日に中国四川省でおきた大地震の犠牲者がすでに2万人近くに迫り、最終的に5万人を超えるのでは、といわれています。おそらくは被害の全容がまだ解明されていないと思われます。大変なことになってしまいました。

多くの学校が倒壊して生き埋めになってしまった子どもたちはどうなったのか。昼間の時間帯でなければ学校でなく家にいたのでしょう。どちらの方がよかったのかは分かりませんが。いずれにしろまだ助け出されていない子どもがたくさんいるに違いなく、ひとりでも多く生きて救出してほしいと思わずにいられません。

被災状況の映像で建物の壊れ方を見ると、まるで積み木のように各パーツがばらばらに崩れています。急激な経済発展のため耐震がおろそかになった、と聞きますが冗談じゃない。・・・でもきっとその通りなのでしょう。

5月2日にはミャンマーでサイクロンがおき、こちらも死者3万から4万人、行方不明が2〜3万人といわれ、連日その惨状と、人命救助が後回しにされる軍事政権の横暴が報道されていたところへ、今度は中国の地震です。

わずか10日の間にアジア大陸で続けざまに未曾有の天災がおこるなど、誰が想像したでしょうか。民主化の動きを抑圧するミャンマー軍政とチベットの人権を侵害してきた中国政府に対する「天の怒り」だとするには、しかし残酷すぎます。一番の被害者は弱い立場の人々なのだから。

サイクロンも地震も天災であることは確かです。でも人知が尽くされていれば被害をもっと小さくできたはず。もっと救えたのに違いありません。大震災の経験と防災のノウハウを持つ日本にできることも、たくさんあるはずです。