出会ってつながる 2008草の根交流集会

払ったお金が人の役に立つのはうれしい

草の根市民基金「ぐらん」は、市民活動を市民がお金で応援するしくみです。自分が払ったお金をどんな活動に使ってほしいか自分で選べる、また、基金で助成する活動団体の選考課程が透明なところがいいと思う。

私は毎月2,000円ずつ積み立てて年に1度か2度はすこし寄付し、エントリーした活動団体の中から助成先を決める時期になると、毎年悩みつつその選考に「ポイントアクション(=投票)」で参加しています。

もちろん私が投票したところが選ばれることもあれば落選することもありますが、選ばれたところが実際に助成金をどのように使ったのか、活動にちゃんと生かされたのか、オープンな場で報告がされるのもいいなあと思います。

6月28日に開かれた「草の根交流集会」がそれ。06年度の助成団体からの報告と、07年度助成団体の中間報告を兼ねてみんなが交流・情報交換する場です。今年私は「ぐらん」の運営委員なので、司会を担当しました。

06年度助成を受けたのは、里山活動、外国籍の子ども支援、ごみ問題関連の調査、引きこもりの若者支援、小規模多機能施設の立ち上げ、スリランカの女性の自立と子ども支援。07年度は在日無年金問題、地下水調査、ワーキング・プア問題、高次脳機能障がいの支援、ミンダナオ島の子ども支援、など。

いろんな活動があり、その背景にはいろんな問題が介在しています。深刻で容易には乗り越えられそうもないものが多いのですが、出会って「つながっていける」と思えると元気になれるもの。活動するもの同士の連帯感、とでもいいましょうか。

そして応援する側にとっては、払ったお金が誰かの役に立つのはうれしいものです。