大河原まさこさん参議院の議席に届かず…でも市民の歩みは止めない

7月20日、選挙戦最終日の新宿での遊説

7月21日に行われた参議院議員選挙の結果は、自民・公明の大勝に終わり、民主党は結党以来最少の議席数に沈みました。生活者ネットワークが東京選挙区で推薦し応援した現職の大河原まさこさんは、残念ながら落選となりました。

2007年の参院選のとき、世田谷区選出の生活者ネットワーク都議を10年務めた大河原さんが立候補したのは、民主党から請われてのことでした。当時トップ当選を果たし、それからの6年間、市民活動のリーダーとして、食の安全、都市農業、八ッ場ダムや外環、子どもや女性の人権など、生活者目線の課題を国政につなぐことのできる貴重な存在であり続けました。地域でそのような活動に携わる多くの市民にとって、大河原さんはかけがえのない人材であり、2期目に挑戦するのは本人以上に市民が望んだことでした。 

ところが、都議選で大敗を喫した民主党が公示の2日前になって公認を「一本化」し大河原さんを外したため、大急ぎで体制を建て直し無所属で立候補するという、厳しい選挙戦となりました。東京・生活者ネットワークは総力を挙げてこの選挙に取組み、17日間、大河原さんと一緒に走ってきましたが結果を出せなかったことは残念でなりません。 

しかし、これを市民政治の敗北とは思いたくありません。 

与党勢力が過半数を占めることになった参議院で「ねじれ」が解消することにより、原発、憲法、TPPなどの政策課題に対する安倍政権の暴走が懸念されます。これまで以上に市民の力を結集し、監視を強めていかなければなりません。もちろん、市民活動の歩みを止めることなく、続けていきます。