憲法・平和・社会– category –
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2019年パレスチナのこと
2019年5月28日から6月6日までイスラエルを旅行したときのことは以前にも書いているのですが、いま一度思い出さずにいられません。ユダヤに深いつながりのある人との縁でイスラエル行きに誘っていただいたのは、今から思えばまったく貴重な機会でした。 &nb... -
ウクライナ侵攻と3.11 ~「核の平和利用」なんてうそだ~
2月24日、ロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻を行ってから、世界は一変してしまいました。11年目の3.11をこんな気持ちで迎えることになろうとは思いませんでした。爆撃や避難民の映像はつらすぎて正視できず、一刻も早く戦闘が終わるのを、息づまるように祈... -
パレスチナの子どもに平和なくらしを!国連の存在意義が問われる
縁があって2019年にイスラエルを旅する機会に恵まれ、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区内にも入ることができました。 高い塀に囲まれた自治区は、イスラエル軍が常駐する検問所を通過しなければならず、パレスチナ側に入るのはほぼフリーパスですが出る(... -
オリンピック 中止の決断なぜできないか
3月25日、オリンピック聖火リレーが福島県のJヴィレッジからスタートしました。サッカーの関連施設、というより3.11大地震による原発事故後の対応拠点であり作業員たちの宿泊所となった場所です。「復興五輪」の象徴として最適の場所のはずでした。 たしか... -
「女性が多いと困る」発言は社会を弱くする
東京オリ・パラ組織委員会の場で森喜朗会長が述べた「女性が多い会議は発言が長いので時間がかかる」という趣旨の発言は、女性蔑視との批判を受けて開かれた釈明会見でさらに「炎上」の材料を提供したばかりか、森氏を擁護する人の発言がこれまた耳を疑う... -
この年末年始の空気には既視感がある
2021年の年明けはコロナ禍のもとで迎えました。だれも想像しなかった事態です。でもなんとなく、この空気感は覚えがある。以前にも見たことがあるような。重苦しく、素直に新年を祝う気持ちになれない感じ。コロナ正月は初めての経験なのに、この既視感は... -
2020年大統領選挙で進むか米国の分断 ~進藤久美子さんの講演より
米国の大統領選挙について以前にもお話しいただいた進藤久美子さん(東洋英和女学院大学名誉教授)に、今年の選挙をめぐる状況について「杉並ネットお話サロン」で話していただきました。 必然的に「トランプはどういう大統領か」という話になり、①実業界... -
オランダとベルギーの旅、「日本のシンドラー」の息子さん夫妻のこと②
アントワープは、『フランダースの犬』で主人公ネロが憧憬するルーベンスの絵を掲げた教会がある町です。その祭壇でネロが天に召される、という最終場面となった教会に行ってみましたがここもやはり5時閉館で、教会の中には入れませんでした。 ですが、こ... -
オランダとベルギーの旅、「日本のシンドラー」の息子さん夫妻のこと①
猛暑の東京を離れ、夏休みをとって正味10日間のヨーロッパ旅行に行ってきました。旅のメインは例年と同じくザルツブルク音楽祭ですが、今年はオランダとベルギーに足を延ばしました。 音楽祭で1週間、4つのオペラと2つのコンサートを堪能し余韻の残る中、... -
生き延びることはクールだ! 『ロープ』が映す紛争地の日常
戦争映画は苦手です。戦中を描くならドキュメンタリーか、『父と暮らせば』や『この世界の片隅に』のような、「暮らし」を見つめた作品にひかれます。この映画『ロープ/戦場の生命線』は、どちらかと言うとロードムービーに近いかもしれません。 舞台は19...