久留米市の施策に学んだのは ~都市環境委員会の視察より①~

2012年11月3日 13時16分 | カテゴリー: ごみとリサイクル, 地球温暖化と省エネ, 自治と議会とまちづくり

久留米市議会議場は20階建て市役所の19階。見晴らしのよいこと

10月31日から11月2日まで、福岡県久留米市と山口県下関・萩市に行ってきました。都市環境委員会の行政視察です。 

久留米は世界のトップ企業、ブリジストンが創業した土地だそうです。JR駅前広場で目を引く巨大なタイヤのオブジェかと思ったのは、本物のタイヤでした。05年「平成の大合併」により人口30万を超えて「中核市」となり、北九州、福岡に次ぐ九州で3番目の大都市です。 

ここでの調査項目は「地球温暖化対策実行計画」と「くるめエコ・パートナー制度」、いずれも環境施策です。都市環境委員会なのだから当たり前なのですが少子高齢問題や産業振興策などは対象ではありません。 

「…実行計画」で第1に挙げられているのが「再生可能エネルギーの利用促進」、たとえば太陽光発電システムをH26年度までに戸建て住宅の10%に、とされます。H23年現在5.6%というからあと2年で倍近くにする計画ですが、今年度の助成金はすでに消化し追加の補正をかけたとか。もともと九州は太陽光発電率の高いところでもあり、達成できると踏んでいるようです。 

私が関心をもったのはごみの発生抑制、とくに生ごみリサイクルです。ごみ減量を温暖化対策に位置づけたのは、現在ごみ焼却工場の建設に関して抱えている課題とも関係がありそうですが、環境教育に結び付け、リサイクルアドバイザーを育成して保育園や学校に派遣する、などは見習いたい取組みです。 

食の循環について子どもが学ぶ機会は必要です。学校ごとに環境行動のための計画をつくり、市独自の学校版環境ISOに全校で取り組むなどにも好感をもちました。で、市内の学校数は?と質問し小学校46、中学校17、という答えが返ってきて驚きました。 

人口30万の少子高齢都市でこの学校数を維持するのは困難に違いありません。CO削減目標値は高く、こちらは達成が難しそうです。それなのに、というか市庁舎の隣に150億円かけてコンベンションセンターの建設予定といいます。 

地方都市の行政視察は、先進的な施策よりもその自治体の課題のほうに学ぶ題材があることが多いです。