杉並と東京都の教育と教科書問題– category –
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都立高入試の採点ミス問題 撲滅より合否線上の正確を期すこと
昨年、都立高校の入試における採点誤りの多発が明るみに出ました。全都立高校の入試の回答用紙を総ざらい総点検したところ、相次いでミスが見つかり、合格点に達していたのに不合格とされていた生徒がいたことがわかりました。 その数は22人にも上り、都... -
君が代強制裁判に控訴した都教委の処分に反対した
学校行事などで国旗掲揚と国歌斉唱が教職員に対しておしつけられる状況が、東京都において顕著です。石原都政時代にこれを実質的にルールづけた「10.23通達」から12年。この間、多くの現場教職員が自らの意思で行った違反行為に対し懲戒処分を受け、訴訟に... -
文教委員会の視察~「かがやき」で石川県を訪れる
今年3月の北陸新幹線「かがやき」が開業し観光機運に沸く石川県。その石川県に、5月18~19日、都議会文教委員会の視察で行ってきました。調査事項は、①石川県立商業高校の「ビジネスのスペシャリスト養成に向けた取組等について」、②石川県立美術館... -
不登校の現実をとらえる実態調査を~3月の文教委員会の予算審議より⑥
不登校の子どもは、学業が中断されるだけでなく、自己肯定感が低下し孤立しがちです。小中学生では減少傾向でしたが2013年度は増加に転じており、都内の不登校児は公立小中学校で約9,500人、都立高校では約4,000人を数えます。 文科省が毎年行って... -
画期的 都立高校、NPOと連携で中退者支援~3月の文教委員会の予算審議より⑤
都立高校の中途退学者数はここ数年、減少傾向にあるものの、2013年度は3,201人でした。中退者の問題は、学校を離れたとたんに社会とのつながりが切れ、自分の意思に反して就労も就学もできずに、いわゆる「ニート」という無業状態に陥ることです。... -
障がい者の就職と自立の夢をかなえる「高校」のこと ~3月の文教委員会の予算審議より④
知的障がい児を対象とする「高校」について、2013年の文教委員会でも質問しましたが、ここでは、都立知的障害特別支援学校高等部就業技術科における就労支援について質問しました。 答弁によると、現在、卒業生を輩出しているのは、永福学園、青峰学園、... -
LGBTの人権問題を教育課題に~ 2/27都議会の一般質問より⑦
舛添知事がうたう「世界一の都市」とは何か。「長期ビジョン」では「生活習慣・文化・価値観などの多様性や人権が尊重され、だれもが幸せを実感できる都市、だれもがそこに住み続けたいと思う都市」と定義されました。そこで、人権について、議会や定例会見で... -
2015年の初めに 谷川俊太郎の詩によせて
暮れの大掃除で部屋を整理していたら、なつかしいものが出てきました。谷川俊太郎さんの詩集『はだか』です。もう30年近く前、ニューヨークに住んでいたとき日本から友人が書店で見つけたからといって送ってくれたものです。 小学生のつぶやきのような易し... -
グローバルな都市ならLGBTを認めること~11/20文教委員会の質疑より④
2003年に「性同一性障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」が公布されたこともあって、LGBTの「T(性同一性障がい)」の部分については少しずつですが取組みが進んできています。しかし「T」だけでは不十分です。 というのは、日本のLGB(レズビアン... -
「病院内学級」 入院中の子どもの学習の機会~11/20文教委員会の質疑より②
東京都は、病院で闘病生活をしている子どものための学級を設置しています。「肢体不自由特別支援学校の分教室」という位置づけです。 先日、国立がん研究センター中央病院の中に開設されている、都立墨東特別支援学校の「いるか分教室」の学習発表...